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アレック・ボールドウィン、誤射事件で俳優としてのキャリアは「終わったかも」 妻や家族の存在に感謝も

2021年12月06日 09:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

「自分には家族しかいない」と吐露したアレック・ボールドウィン
俳優アレック・ボールドウィンが現地時間2日、米『ABC News』の特別番組に出演した。自身による銃の誤射で死者1名、負傷者1名が出た今回の事件は現在も捜査が続行中だが、アレックは同番組の中で自身は加害者ではないことを度々強調した。しかし一方で、自身の俳優キャリアについては「終わったかもしれない」「銃を扱う映画に出演する自分はもう想像できない」と語り、この事件が自身の心に深い傷を残したことを吐露した。

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今年10月、西部劇映画『Rust』の撮影現場だったニューメキシコ州サンタフェ市近郊の牧場で、主演とプロデュースを務めるアレック・ボールドウィンが小道具の銃を誤射し、撮影監督のハリーナ・ハッチンスさんが死亡、同作の監督を務めるジョエル・ソウザさんが負傷するという痛ましい事件が起こった。

事件は現在も捜査が続行中で、警察による最終報告書は未提出のままだ。しかし現地時間2日、アレックは米『ABC News』の特別番組『Alec Baldwin: Unscripted』に出演し、あえてこのタイミングで自ら事件について語る決意を固めた理由を「事件にまつわる数々の誤解を解くため」と明かした。

ジャーナリストのジョージ・ステファノプロス氏とのインタビューの中で、

「引き金は引いていない。」
「突き止めなければならない真相はただ1つ。実弾がどこから来たのか、ただそれだけだ。」

などと語り、自身は加害者ではないことを度々強調したアレック・ボールドウィン。しかし「ハリウッドにおけるキャリアは終わったと思うか?」とのステファノプロス氏の問いかけに対しては、

「終わったかもしれないね。」
「今後はもう、銃を扱う映画に出演する自分は想像できないんだ。」

と回答。すでに出演契約を交わしている別のプロジェクトについても「こんな惨事があった後で、自分はまだ働きたいか?」「そこまでして働く意味とは?」を自身に問いかけたことを明かした。

アレックの心に深い傷跡を残した今回の事件だが、心身ともに憔悴しきった彼をそばで献身的に支えているのは妻ヒラリアさんや子供達だ。番組の中で「自分には家族しかいない」「キャリアなんてもうどうなっても構わない」と語っていたアレックは現地時間3日、自身のInstagramを更新し、妻への思いを次のように綴った。

「たとえ僕に何が起こったとしても、僕がどんな苦しみを味わったとしても。」
「何かを手に入れたり、失ったとしても。」
「ヒラリア、君が与えてくれた喜びや愛情は、誰も僕から奪うことはできない。」

「今は辛く苦しい時だ。世界は憎悪で満ちている。」
「だけど君は僕に生きる理由を与えてくれた。」
「家族とともに歩む僕達の人生、僕が大切に思うのはただそれだけだ。」
「それ以外は何もいらない。僕は君に全てを捧げる。」


現在も捜査が続行中の事件について、このようなタイミングで自らテレビ出演し詳細を語ったアレックにはその発言内容とともに賛否両論があがっているが、アレックのInstagramには

「どうか心を強く持って。」
「アレックとご家族に愛を贈ります。」

といったサポートのコメントが多数寄せられている。

画像2、3枚目は『Alec Baldwin 2021年12月3日付Instagram「No matter what happens to me.」、2021年9月1日付Instagram「Someone’s birthday is coming…」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)