女性はキャリアか家庭のどちらかを選ぶべきだ、という考えはいまだに存在するようだ。宮城県の20代女性(営業/正社員/年収250万円)は、そんな古い社風の会社で「かなり不快な思いをした」と嘆く。(文:草茅葉菜)
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「キャリアウーマンか、定時に帰って家庭に入るか、どちらか選べ」
女性が働く会社は「社風が昭和」で、見て覚えろという考えが根強いという。しかし、自分なりに考えて行った仕事が上司の意に沿わなかったり、ミスをしたりすると、
「女は結婚したらどうせ辞めるから」「腰掛け仕事だから」
などと言われ「かなり不快な思いをした」と語る。また
「入社時には社長から『キャリアウーマンとしてバリバリ働くか、定時に帰って家庭に入るか、どちらか働き方を選べ。営業として働いていきたいなら俺が教える』と言われた」
と告白。「何故そんなにプライベートな話まで突っ込まれないといけないのか?」「前職が激務で、仕事とプライベートを両立させたいから入社したのに中間は無いのか?」と憤りを隠せない。さらに、
「上司は上司で、私を『この会社初の女性管理職にしたい!』と言っていた。 私は未経験で経験も無い状態で入社したのに管理職?と不安を感じ固辞し、勤めて3年になるが、男女関係無くあまり良い環境とは思えない」
とこぼす。その上、セクハラに悩まされることもあるようだ。
「朝の通勤時に他部署の男性社員から会社の最寄り駅で待ち伏せされ付きまとわれたり、営業同行時に先輩社員から身体の関係を持ちかけるようなことを匂わせられたり、ボディタッチがあったり、かなりキツいものがある」
女性は現在、「もともと営業職で入社したが前述の通りやり方を間違えると上から『腰掛け』などと言われるため、営業事務のように過ごしている」と仕事のモチベーションはダダ下がり。「あと半年で目標としていた3年が経つので、3年我慢したら辞める予定です」と投稿を締めくくった。