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「フラ・フラダンス」キャンプデビューしたい陶山恵実里に福原遥「全部揃ってます!」

2021年12月03日 22:32  コミックナタリー

コミックナタリー

「フラ・フラダンス」初日舞台挨拶にて、左から陶山恵実里、富田望生、福原遥、美山加恋、前田佳織里、水島精二総監督。
アニメ映画「フラ・フラダンス」の初日舞台挨拶が本日12月3日に東京・新宿バルト9で行われ、福原遥、美山加恋、富田望生、前田佳織里、陶山恵実里、水島精二総監督が登壇した。

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「フラ・フラダンス」は福島県いわき市に実在するスパリゾートハワイアンズを舞台に、そこで新人フラガールとして働く夏凪日羽と同期の仲間たちを描く成長物語。日羽、環奈、蘭子、オハナ、しおんというフラガール5人のキャストが集合した舞台挨拶は、「アロハー!」という明るい挨拶で幕を開けた。日羽を演じる福原は「アフレコは一緒にできなかったので、みんなでこの舞台に立ててうれしいです」と笑顔を見せ、「勇気だったり笑顔だったり、私自身もすごくパワーをもらった作品」と感想を口にした。映画は9月には完成していたそうで、水島総監督は「完成してから上映までこんなに時間があるのは、僕の監督人生の中でも初めて。緊張のあまり、昨日あたりだんだん具合が悪くなってきました(笑)」と明かしつつ、無事封切りを迎えたことを喜んだ。

美山は「やっと皆さんにお届けすることができて本当にうれしいです」と語り、富田も「ああ、初日を迎えたんだなあ、と今すごく実感しています。皆さんの暖かい空気を本当にうれしく思います」と感慨深い表情。前田は「(これまでの舞台挨拶では)ずっとネタバレを禁止していたので、これでようやく、好きだって気持ちをいっぱい伝えられるんだなって。フラダンスの輪をもっともっと広げていけたら」とフラへの愛をにじませる。陶山は「収録をしたのが去年の12月頃で、オーディションはそれよりもっと前。ずっとこの作品と向き合ってきたので、ちょっとだけ寂しさもあり、作品が巣立っていくという感覚を改めて感じて、グッときます」と思い入れを見せた。

舞台挨拶では新人フラガールを描くストーリーにちなんで、「最近デビューしたこと、または近々デビューしたいこと」という質問が。デビューしたいこととして「バンジージャンプ」を挙げた富田に、水島総監督が「ヒット祈願で跳ぶ人いるよね」と口にすると、富田は「言ってくれたらいつでも跳びましたよ! 今から行きますか!?」と食いついて一同を笑わせる。また陶山が「キャンプにずっと憧れているんですが、難しそうだから誰か詳しい方に……」と言うと、ドラマ「ゆるキャン△」で主演を務めた福原が「行きましょう!」と返す一幕も。キャンプデビューにあたってまず何を買えば?とMCに問われた福原は、「一緒に行くならシュラフを買っていただければ。あとはもう全部揃っているので」と頼もしく回答した。

また「大一番の勝負のときにすることは?」という質問では、美山が「その作品の主題歌とか、こんなイメージっぽいなという音楽を聴いてから挑みます。『フラ・フラダンス』のアフレコのときは、もともと3歳からフラダンスを習っていたので、そのときに練習していた曲を聴いていました」と裏話を披露。水島総監督は「大きい作品を始める前に、眼鏡を新調したりします。って言いながら最近はしてなかったんですが、昔は1作品やるたびに買っていて、眼鏡がいっぱいになっちゃって。『フラ・フラダンス』の作業中に新しい眼鏡を買ったんですが、今日かけてこようと思ったらホテルに忘れてきました(笑)」とオチを付けて観客を笑わせた。

最後に福原は「この作品で、1人よりも仲間と一緒だからがんばれる、仲間がいるから強くなれるという絆を感じました」と語り、「観たら絶対、ハワイアンズに行きたくなると思います。ダンサーの皆さんにモーションキャプチャーを付けて踊っていただいて、それが細かい部分まで再現されているので、ぜひ二度三度観ていただけたら」と呼びかけて舞台挨拶を締めくくった。

■ 映画「フラ・フラダンス」
公開中

□ スタッフ
総監督:水島精二
監督:綿田慎也
脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:やぐちひろこ
美術監督:日野香諸里
色彩設計:大塚眞純
撮影監督:大神洋一
編集:坂本久美子
音響監督:木村絵里子
音楽:大島ミチル
主題歌:フィロソフィーのダンス「サンフラワー」
制作:BN Pictures
配給:アニプレックス

□ キャスト
夏凪日羽:福原遥
鎌倉環奈:美山加恋
滝川蘭子:富田望生
オハナ・カアイフエ:前田佳織里
白沢しおん:陶山恵実里
平和人:山田裕貴
鈴懸涼太:ディーン・フジオカ

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