2021年シーズンのスーパーGT最終戦となる第8戦『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 300km RACE』の公式予選が富士スピードウェイで行われ、GT300クラスは61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が今季4度目のポールポジションを獲得。スバルの悲願となるGT300初タイトル獲得へ向けて貴重な1ポイントを獲得した。2番手には52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)が、3番手には60号車SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT(吉本大樹/河野駿佑)が続いている。
各車3~4周のウォームアップを終えて、計時上の5~6周目にアタック開始。計時上の5周目に1分35秒148を記録して暫定トップにつけていた52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTの吉田広樹が、翌周も1分34秒876と自己ベストを更新。2020年の第8戦で川合孝汰が記録した1分34秒665のコースレコードにはわずかに及ばなかったが、そのままトップでQ2進出を決めた。
Q1 A組の2番手にはLEON PYRAMID AMG、3番手に61号車SUBARU BRZ R&D SPORT、4番手に21号車Hitotsuyama Audi R8 LMS、5番手に7号車Studie PLUS BMW、6番手4号車グッドスマイル 初音ミク AMG、7番手25号車HOPPY Porscheが続き、8番手34号車Yogibo NSX GT3までがQ2へ進出を決めた。
続いて60号車SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT、2号車muta Racing Lotus MC、244号車たかのこの湯 GR Supra GT、30号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT、35号車arto RC F GT3、9号車PACIFIC NAC CARGUY Ferrari、87号車グランシード ランボルギーニ GT3までがQ2進出を決めている。
シリーズタイトルを争う5台のうち3台がQ1敗退という接戦のなか、Q1を突破した16台によるポールポジション争いが繰り広げられるGT300クラスの公式予選Q2は、強めの西陽が眩しい15時23分に開始された。残り2分のところで52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTの川合孝汰が自身が記録したコースレコードを更新する1分34秒547を記録してトップに浮上する。
2番手に52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT、3番手に60号車SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT、4番手に88号車JLOC ランボルギーニ GT3、5番手に65号車LEON PYRAMID AMGが続いた。シリーズランキング4番手につけ、タイトル争いを繰り広げる244号車たかのこの湯 GR Supra GTは10番手で予選を終えている。
4月に開幕を迎え、熾烈を極めた2021年シーズンのスーパーGTの戦いも、第8戦『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 300km RACE』で決着を迎える。誰が、どの車両が決勝を制することになるのだろうか。そして、誰が、どの車両が2021年シーズンのシリーズチャンピオンに輝くこととなるのだろうか。
そして、スーパーGTラストランとなる星野一樹(10号車GAINER TANAX with IMPUL GT-R)や、25号車HOPPY Porscheのラストランなど、見どころをあげれば尽きない第8戦『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 300km RACE』の66周の戦いは、11月28日の13時から行われる。その走りを、戦いを、その目に焼きつけてほしい。