ダイバーシティ(多様性)やインクルージョン(包括)という言葉を耳にすることが多くなった。年齢や性別、人種、宗教など多種多様な人が互いを受け入れ支え合うことだ。しかし性別に関しては古くから「男だから」「女だから」という概念が色濃く存在する。キャリコネニュースにはそんな固定概念に悩んだ経験がある読者から投稿が寄せられている。(文:コティマム)
キャリコネニュースではジェンダーギャップをテーマにしたアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/ZYVZFJ4M
「男女関係なく能力が高い人に給料を多く出すことが望ましい」
埼玉県の20代男性(Web・インターネット・ゲーム/正社員/年収450万円)は、「男女平等」の職場ながら女性の方が優遇されていると感じることがあるという。
「(職場で)昭和気質の方に男中心に厳しく言われることはありました。女性には優しく、男性には厳しく言われ、男女平等を謳っていたため給料は同じでした」
給料が同じでも「男性だから厳しく」「女性だから優しく」と態度で差をつけられれば不公平感は拭えないだろう。
「男女関係なく一律には特に不満はありません。むしろ男女関係なく能力が高い人に給料を多く出すことが望ましいですが、扱いに関しても差別があるとやってられないことがあります。女性社員も上司について『女だからって優しくされていると思うし、無茶ぶりされない。男性社員がかわいそう』と言っていました。せめて男女関係なくマネジメントしてほしいものです」
厳しさも優しさも男女どちらにも必要だ。そして男女関係なく「能力の高い人」が評価されるのは、本来は正しいことだ。性別によって評価が厳しくなったり甘くなったりすることはあってはならない。