富野由悠季が令和3年度の文化功労者として顕彰されたことを受け、サンライズの公式サイトでコメントを発表した。
【大きな画像をもっと見る】富野は「今回、文化功労者として選出されたことは、ぼく以後の後進のために、大変嬉しいことだと思っています。この種のジャンルの創作者、アーチストにとって励みになるからです。本当にありがとうございました」と謝意を表明。そのほか宇宙旅行や手塚治虫「鉄腕アトム」に魅せられた少年時代、初監督作品である「海のトリトン」、アニメを作るにあたって大切にしてきた考え方についても綴っている。
文化功労者の制度は国の文化の発展に関して、特に功績が顕著な人々を文部科学省が顕彰するもの。令和3年度は富野や大島弓子ら21人が選ばれ、富野の選出理由は「物事の本質をつく視点で壮大な世界観をもつ作品を創造し、我が国のアニメーション界に新たな表現を切り拓いてきたものであり、アニメーションを文化として発展させた功績は極めて顕著」とされている。