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ポルシェ、航続距離500km超のEV「タイカン GTS」の予約開始

2021年11月26日 07:41  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
ポルシェジャパンはこのほど、電気自動車(EV)「タイカン」のモデルレンジに新しく加わるグランツーリスモスポーツモデル「タイカンGTS」の予約受注を開始した。


同社において、GTSとはグランツーリスモスポーツを表す。1963年にデビューした「ポルシェ904カレラGTS」以来、この3文字はポルシェファンにとって特別な意味をもっているという。


同社はロサンゼルスモーターショー(2021年11月19日~28日)において、GTSの頭文字が付いたフル電動スポーツカーの新たなバリエーションのワールドプレミアを実施。最大504kmの航続距離(WLTP)を備えたこの新しいスポーツモデルは、500kmの壁を破った最初のタイカンとなる。 これにより、現在同社の全モデルレンジにこの伝説的な文字の組み合わせを備えた派生モデルが用意されたことになる。



同モデルは、このモデルシリーズのスポーティーなオールラウンダーであり、ローンチコントロールの使用時には、440kW(598PS)ものオーバーブーストパワーを発生。静止状態から100km/hまで3.7秒以内で加速し、最高速度は250km/hに達する。


同モデルはまた、タイカン最新世代の代表として、特に効率的なドライブ戦略を備える。タイカンの他の派生モデルも新しいモデルイヤーからこのアップデートが適用され、実用面では航続距離が延長される。



ポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)を含むアダプティブエアサスペンションは、横方向のダイナミクスを高めるためGTSに合わせて最適化。オプションのリアアクスルステアリングのセットアップもさらにスポーティーとなった。変更されたポルシェエレクトリックスポーツサウンドのさらに豊かなサウンドパターンは、新しいGTSモデルの特徴を引き立てる仕上がりとなっている。


エクステリアとインテリアは特徴的なものとなった。エクステリアは、GTS特有のフロントエプロン、エクステリアミラーベース、サイドウインドウトリムなど、多数のブラックまたはダークカラーの細部を備える。インテリアは、ブラックRace-Texの装備が標準装備されるブラックアルマイト仕上げのブラッシュアルミニウム インテリアパッケージとともに、エレガントでダイナミックな雰囲気を強調する。



また、「タイカンGTS」の新しいオプションとしてサンシャインコントロール付パノラミックルーフを装着することができる。このルーフは、電気的に切り替え可能な液晶フィルムによって透明からマットに変わり、車内を暗くすることなく乗員をまぶしさから保護する。


9つのセグメントに分割されたルーフは個別に切り替えることができ、これは自動車部門において世界初となる。“透明"と“マット"の設定に加えて、事前に設定された狭いセグメントと広いセグメントのパターンを切り替えることで“セミ"と“ボールド"も選択可能となっている。



タイカンGTSの希望小売価格は1,807万円。(エボル)