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オンワード樫山から新シューズライン サステナブルなパンプスとスニーカー

2021年11月25日 21:41  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

ステッピ・バイ・アンフィーロ

Image by: steppi by UNFILO
オンワード樫山のD2Cブランド「アンフィーロ(UNFILO)」が2022年3月、新たなシューズライン「ステッピ・バイ・アンフィーロ(steppi by UNFILO)」をスタートする。オンワード樫山としての初のオリジナルシューズラインとなり、環境に配慮した素材と機能性、デザイン性を兼ね備えたシューズを提案する。自社のECサイト「オンワード・クローゼット(ONWARD CROSSET)」とリアル店舗の「オンワード・クローゼット ストア/セレクト(ONWARD CROSSET STORE/Select)」で販売予定だ。

 商品第1弾は、リサイクルポリエステルを使用したパンプス2型とスニーカー1型。どんな足形にもフィットするニットアッパーと、程よい柔らかさを追求したインソールが特徴的。撥水加工を施しており、雨の日の使用も可能で、片足でタマゴ2個分の軽さ(約120グラム)を実現した。別売りの洗濯ネットショッパー(税込880円)に入れることで、洗濯機で丸洗できるのもポイントだ。価格はそれぞれ税込9990円で、22.5~25cmの6サイズを展開する。

 「ステッピ・バイ・アンフィーロ」デザイナーの木下知都江は「痛くならず、快適にはくことができるシューズを目指した。ニットアッパーはソックスのように足に沿うデザインで、ホールド感がありつつも、締め付けすぎない履き心地に調整。キレイめのコーディネートにも合わせやすいよう、パンプスはポインテッドトゥとして提案した。通勤時にも、社内履きとしてもさまざまなシーンで着用していただけたらうれしい」と話す。

 「アンフィーロ」は2021年秋にデビュー。日常に役立つ機能や仕様、生活の中で利便性の高いアイテムに、ファッション性を加えて提案し、3ヶ月で約5000枚販売した「ジョグパンツ」などのヒット商品を生んでいる。新シューズラインの「ステッピ・バイ・アンフィーロ」はフィンランド語でタップダンスを意味する。「世界的に幸福度が高いと言われるフィンランドの言葉であり、踊り出せるような軽やかさがぴったりだと感じた」と木下デザイナー。

大杉真心 (Mami Osugi) ファッション リポーター 文化女子大学(現文化学園大学)とニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)でファッションデザインを学び、ファッションブランドやセレクトショップで販売職を経験。「WWD JAPAN」で記者として、海外コレクション、デザイナーズブランド、バッグ&シューズの取材を担当する。2019年にフェムテック分野を開拓し、ブランドや起業家取材を行う。21年8月に独立し、ファッションとフェムテックを軸に執筆、編集、企画に携わる。