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アストンマーティンF1、メルセデスのチーフエアロダイナミシストを獲得「友好的な移籍」と説明

2021年11月25日 08:20  AUTOSPORT web

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2021F1ブラジルGP セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)とルイス・ハミルトン(メルセデス)
アストンマーティン・コグニザントF1チームは、2022年に向けて、メルセデスのチーフエアロダイナミシスト、エリック・ブランディンを獲得したことを明らかにした。

 ブランディンは、2005年から2009年にはレッドブル、2010年から2011年にはフェラーリで空力チームを指揮した後、2011年にメルセデスに加入した。プリンシパル・エアロダイナミシストとなったブランディンは、2017年にはチーフエアロダイナミシストに昇進した。

 アストンマーティンF1チームのスポークスパーソンは次のような声明を発表した。

「私たちは、エリック・ブランディンが来年からアストンマーティン・コグニザントF1チームで働くことを発表します。正確な業務開始日はまだ確定していません。メルセデスAMG F1チームから私たちチームへの移籍は友好的なものになります」

 アストンマーティンはF1でトップチームになるための体制を築くべく、優秀な人材を集め、他チームから多数の上級スタッフを引き抜いている。アルファロメオでチーフデザイナーを務めたルカ・フルバットがエンジニアリングディレクター、レッドブルの空力部門を率いたダン・ファローズがテクニカルディレクター、アンドリュー・アレッシがヘッド・オブ・テクニカルオペレーションズに就任する。

 アストンマーティンF1はまた、最大2億ポンド(約307億円)のコストをかけて、チーム初の最先端の風洞とシミュレーターを備える新ファクトリーの建設を進めている。完成は2022年終盤から2023年初頭の予定ということだ。