かわかみじゅんこが、フランス映画「ローラとふたりの兄」のイラストを描き下ろした。
【大きな画像をもっと見る】12月10日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される「ローラとふたりの兄」は、「愛しき人生のつくりかた」のジャン=ポール・ルーヴが監督した作品。弁護士のローラと少し変わった2人の兄が、兄弟、夫と妻、親と子といったさまざまな問題にぶつかりながらも日常をひたむきに生きる姿を描いたラブコメディだ。
「中学聖日記」「パリパリ伝説」などを手がけるフランス在住のかわかみは、登場人物たちのイラストとともに「いびつな大人たち。それぞれの解体と再生の物語、だと思いました」とコメントを寄せた。そのほか辛酸なめ子、女優の美波、フリーアナウンサーの中村江里子、作家の近藤史恵、料理家のサルボ恭子からの応援コメントも届けられた。
■ 美波コメント
不器用ながらも深い愛で繋がっている3人兄弟。クセのある人々のエスプリの効いた会話と展開に笑い、涙ぐむ。彼らの愛はいつでも壊れそうに見え、本当はちゃんと築きながら進んでいる。一人一人の心情が見事に繋がり、甘酸っぱいハーモニーが奏でられたような素敵な映画。
■ 中村江里子コメント
何だか知人ファミリーのお宅を覗き見しているような……そんな気がする。正直で、だから時には心配になるほどの緊張状態になったり、それぞれの主張に辟易としたり。でも……愛すべき優しい人たち。フランス人の“本当の優しさ”で溢れている作品で、思わず笑ってしまう日常のシーンにも、愛する人たちに伝えられない思いを抱える気持ちにも胸がいっぱいになる。ローラもブノワもピエールも……愛おしくて思いっきり抱きしめたくなる!!
■ 近藤史恵コメント
家族だからよけいなことを言ってしまう。家族だからどうしても言えないことがある。家族って、めんどくさくて厄介で、でも時に身体ごとぶつかるように喧嘩したり、支え合ったりすることもできる。大人の家族賛歌と呼べる映画です。
■ サルボ恭子コメント
あっという間にエンドロールが流れ、また見返したいと思わせる魅力的な作品でした。登場人物の会話や振る舞い街の描写が見事に精密で、それはまるで我が友のストーリーのように錯覚してしまいそうに!現代のフランスが抱える問題をいくつも定義しつつ、どこかコミカル。リアルフランスのややこしくてでも温かさのある日常に、いつしか引き込まれてしまう体験を、あなたもきっとなさることでしょう。
■ 辛酸なめ子コメント
恋愛上級者でおしゃれで気性が激しくて……と、フランス人に対して勝手に抱いていたイメージが良い意味で裏切られました。こんなに友だちになりたいフランスの方々ははじめてです!
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