2021年F1カタールGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=4番手/2=4番手、バルテリ・ボッタスはフリー走行1=3番手/2=1番手だった。ハミルトンはボッタスが記録した最速タイムから0.422秒遅れている。
トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンは「トラックの状況がどうなるのか分からなかったため、最初に2台のセットアップを分けた」と述べている。
「バルテリのセットアップの方が適していたようだったので、ルイスについてはFP2に向けて変更し直さなければならなかった。従って、彼のマシンを望む状態に持っていくことがまだできていない」
「だが、方向性は良く、タイヤもいい状態に入れられているようだ。あとはバランスを少し調整すれば問題ないだろう」
「全体的に良いスタートを切れたが、路面は急速に進化しており、セッションごとにグリップが上がっているため、すべての要素を正しい状態に維持する必要がある」
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
フリー走行1=4番手(1分24秒509:ソフトタイヤ/21周)/2=4番手(1分23秒570:ソフトタイヤ/25周)
トリッキーな一日だった。前とのギャップがどれだけあるのか正確には分からないが、自分がベンチマークに少し足りていないことは確かだ。
初めてのサーキットだが、走っているときの感触はまずまずだし、素晴らしいサーキットだと思った。これといった問題もなかった。でも、高速コーナーが続くから、身体への負担が大きいね。
もう少しタイムを見つけ出す必要がある。でも今日、かなりの周回を走行できたという点は励みになる。今夜分析するためのデータをたくさん収集できた。明日どれぐらい前進できるのかを見ていくよ。
■バルテリ・ボッタス(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
フリー走行1=3番手(1分24秒194:ソフトタイヤ/24周)/2=1番手(1分23秒148:ソフトタイヤ/27周)
今週末は、最初からセットアップがとてもうまくいっている。バランスがいい感じだったので、FP2に向けてはいくつか細かい調整をするだけで済んだ。初めてのサーキットでの週末の初日としては励みになる形だ。チームは素晴らしい準備をしてくれた。
スイートスポットからそれほど離れていない。もちろんやるべき作業はいつだってあるし、ドライビングにおいても、最初の2回のセッションですべてのスピードを見つけ出すことなどできない。だから作業を続けていく必要があるよ。
今日の結果から結論を導き出すことは難しい。プラクティスはしょせんプラクティスだからね。でも感触は良いから、土日に向けて期待できそうだ。