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F1 Topic:初開催のロサイル・インターナショナル・サーキットを紹介。縁石は低め、ランオフエリアはグラベル多様

2021年11月19日 19:01  AUTOSPORT web

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ロサイル・インターナショナル・サーキット ターン1
2021年F1第20戦カタールGPの舞台となるロサイル・インターナショナル・サーキット。MotoGPの開幕戦を開催していることで有名だが、F1を開催するのは初めてだ。そこで今回はロサイル・インターナショナル・サーキットのすべてコーナーに加え、ピットントリーや縁石などを写真で紹介しよう。

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メインストレート:約1kmあり、唯一のオーバーテイクポイント。


ターン1:ザントフォールトのターン1『ターザン』に似ている。イン側にゲスト席があるところもそっくり。


ターン1出口:1コーナーのブレーキングで無理するとこの出口が厳しくなる。


ターン2入口:少しバンクがついていて、ターン3へ向けて加速していきたいポイント。


ターン3:高速の右ターン。イン側に小さなソーセージ縁石があり、ショートカットできない。


ターン3~4:短いストレート区間。


ターン4~5:直角の右連続コーナー。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)が「ツインリンクもてぎに似ている」と表現したように、もてぎのターン1~2、ターン3~4に似ている。


ターン6入口:このサーキットで最も車速が低くなるヘアピン。右奥に見える細い道は、MotoGPで使用されているペナルティを受けたライダーが通過するロングラップペナルティレーン。


ターン6:奥が本コースで手前がロングラップペナルティレーン。


ターン7:角田が「このコースで最も難しい」と言ったターン7。


ターン8:8コーナーを進行方向逆から見た写真。奥に見えるのがターン7。


ターン8~9:コース図を見るだけだとターン8はコーナーではないように見えるが、実際にはこのように左にかなり曲がっていて、続くターン9に向けてS字のようになっている。


ターン8:ほとんどフラットなコースだが、ターン8には若干の起伏がある。


ターン10:ターン6に次ぐ低速コーナー。


ターン11:ターン3と同様、高速コーナー。ターン3は右コーナーでこちらは左コーナー。


ターン12:3つのコーナーで構成されている複合コーナーの入口。進入でインカットを防ぐため、小さなソーセージ縁石が設置されている。


ターン13:イスタンブールのターン8を彷彿とさせるターン12~14の中間地点。


ターン14:複合コーナーの出口。イン側にしっかりとソーセージ縁石


ターン15:左高速コーナーのターン15。アウトにはみ出しやすいため、ランオフエリアが広くとってある。MotoGP用に設計されたためか、全体的にランオフエリアが広いが、アスファルトよりもグラベルを多用しているのが特徴


ピットエントリー:最終コーナーの手前にピットへの入口が設けられている。


ターン16:最終コーナー。内側はピットロード。ここでの加速が続くホームストレートでのスピードに直結する。


ターン16出口:最終コーナーの出口でスピードを乗せると、どうしてもアウト側の縁石を超えてしまう。そのため、FIAはここをトラックリミットの対象にしている。


縁石:写真は最終コーナー出口のアウト側の縁石。ここだけでなく、全体的に縁石が低いため、ドライバーはよりアグレッシブにコーナーを攻め、コースをはみ出しやすくなるため、FIAは最終コーナーだけでなく、4コーナーと12、13、14コーナーでもトラックリミットを設けている。


メインストレート:最終コーナーを立ち上がると約1kmのものメインストレートが待っている。果たして、11月21日の夜、57周目を最初に走り切り、ここを駆け抜けていくのは誰になるのか?