イベントは約2時間半に及び、2020年12月~2021年3月に放送されたThe Final Season Part1を振り返るトークコーナーや、 Part1で命を落としてしまったサシャについて語り合うコーナー、さらに細谷佳正や下野紘らからのコメントVTR、生アフレコなど、盛りだくさんの内容に。
The Final Seasonは、“対巨人”ではなく、異なる価値観を持った者同士の“対人”の戦争が描かれるストーリーとあって、キャストも観客も涙をぬぐいながらのイベントとなった。
有観客での作品単独イベントは、Season3 Part1放送後に行われた2019年2月開催の『Attack on Titan SPECIAL EVENT』以来。The Final Seasonから参加した佐倉は、単独イベント初参加だ。マーレ軍の戦士候補生であるガビは、エレン達とは敵対関係にある立場のため、オープニングから四面楚歌な状態に不安をにじませる。同じマーレ軍の仲間であるファルコ・グライス役の花江夏樹や、ライナー・ブラウン役の細谷佳正の名前を呼び、思わず助けを求める場面も。
「一緒に地獄を味わいましょう」という梶の一言で始まった最初のコーナーは、“The Final Season Part1 TALK!”。第60話から第75話のなかから、キャストが演じたキャラクターの名シーンを振り返っていく。
佐倉は、第66話「強襲」より、ガビがライナーの名前を必死に叫ぶシーンをセレクトし、「ガビもまた歴史の被害者であり、彼女だけを責めることはできない」と語った。この叫びについては、井上も絶賛。この芝居を見て「ガビは綾音にしか演じられない」と感じたという。後述のコメントVTRでも、Part1の三間音響監督が印象的なシーンとして挙げていた。