2021年F1第19戦ブラジルGP ランド・ノリス(マクラーレン) 将来有望なカート少年たちからの質問を受けけつけたマクラーレンのランド・ノリス。F1ドライバーとしてのキャリアの築き方からあのドライバーとのロマンス(?)まで、多彩な質問が彼に投げかけられる。
『Ask Me Anything(なんでも聞いて)』と題されたこの動画では、ランド・ノリスに少年たち4人が様々な質問をぶつける。ただし、彼らはただの子供ではなく、現在カート競技で活躍中の現役トップドライバーたち。対するノリスも自らのカートブランドを持つほどのドライバーとあって、話題は当然レースに関わるものになる。
「F1とカートの一番大きな違いは?」と問われて「おそらくブレーキングだね」と返答したノリスは、「マックス・フェルスタッペンと走るのはどう?」という質問にも「彼はアグレッシブだけど、バトルの相手へのリスペクトを忘れない。君たちもあんなドライバーになるべきだよ」と、真剣にアドバイス。
さらに飛び出したのは「どうやってマクラーレンのドライバーになったの?」という質問。ゆくゆくはF1ドライバーを目指す少年たちにとって、やはりキャリアの築き方は気になるところだ。これに対して、「子供時代からマクラーレンを応援していた」というノリスは、「常にこのチームに入りたいと思いながら、良い結果を残したことが現在に繋がった」と返答。
実はこの少年たちの中には、すでにマクラーレンとジュニアドライバー契約を結んでいるウーゴ・ウゴチュクウの姿もある。この大先輩からの言葉は彼の胸に響いたことだろう。
次第に打ち解けてきたのか、子どもたちからの質問も「レース中、お父さんとお母さんはどんな感じ?」といった子供らしく無邪気なものへとシフトしていく。
なかでもノリスを苦しめたのは「(かつてのチームメイトだった)カルロス・サインツと仲良くしているところをよくテレビで見るけど、他のチームのガレージでスタッフと仲良くしている彼を見て寂しくならない?」という、ふたりの『ブロマンス(男性同士の親密な関係)』について尋ねるもの。これにはノリスも苦笑気味だが、「チームメイトだった頃は一緒にゴルフやシミュレーターをすることができたから、それは寂しいね」とコメント。サインツがライバルチームのフェラーリに移籍した現在でも彼とは固い友情で結ばれているようだ。
子どもたちの容赦ない質問に笑顔で対応し続けたノリスは、最後はグータッチで少年たちとお別れ。この中から将来のF1ドライバーとなる選手が現れる日も近いかもしれない。