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エリザベス女王、ウィンザー城で対面式公務に復帰「元気な姿を見れて嬉しい」王室ファン歓喜

2021年11月18日 09:31  Techinsight Japan

Techinsight Japan

英国防参謀長と対面したエリザベス女王(画像は『The Royal Family 2021年11月17日付Instagram「The Queen today received General Sir Nick Carter for an Audience at Windsor Castle upon the relinquishment of his appointment as Chief of the Defence Staff.」』のスクリーンショット)
エリザベス女王(95)が、ウィンザー城内で対面式の公務に復帰した。女王は腰を痛めたため、現地時間14日にロンドンで開催された戦没者慰霊祭への出席を取りやめたばかりだった。そのため女王の健康状態や今後の公務への影響が懸念されていた。

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バッキンガム宮殿の公式Instagram「The Royal Family」が現地時間17日、エリザベス女王がウィンザー城のオークルームでイギリス国防参謀長のニック・カーター将軍と対面する様子を公開した。

花柄のドレスにパールのネックレスを着用した女王は、杖などに頼らずに1人で立ち、向かいに立つカーター将軍と談話している。

エリザベス女王は11月末に引退するカーター将軍に対し、「どちらかと言うと、悲しいですね」と長年勤務した彼の姿が見られなくなる寂しさを伝えた。

将軍は「8年は長かったですね」と答えた後、「実際に私より長く勤務したのは、マウントバッテン卿だったと聞きました。大変驚いています」と述べた。マウントバッテン卿は、女王の亡き夫である故エディンバラ公フィリップ王配の叔父だ。

女王は「おやまあ、本当?」と喜び、「その仕事に慣れてしまえば、続けるのは簡単ですよね?」と尋ねると、将軍は「その通りだと思います。とはいえ、そろそろ潮時が来たと思っているのです」と返していた。

そんな女王の姿に、王室ファンからは喜びのコメントが相次いだ。

「陛下のお元気な姿を見ることができて嬉しい。回復されていることを願います。」
「女王が健康そうで良かった。心配していたから。」
「素敵なドレスですね!」

女王が対面式の公務を行う姿が公開されたのは、現地時間10月19日に開催した「世界投資サミット」のレセプションに出席した時以来、約1か月ぶりとなる。

20日には予備検査のために一晩入院し、その後医師の助言によりしばらく休養すると発表。対面式の公務は行わないが、軽いデスクワークやオンライン公務は許されたと伝えていた。

11月1日にグラスゴーで開催した「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)」首脳級会合後のイブニングレセプションにも出席せず、女王からのビデオメッセージが流されたのみだった。

14日にはバッキンガム宮殿が戦没者追悼式典「リメンバランス・サンデー」が始まる1時間半前に声明を発表、「女王は腰を痛めたため、式典には出席しないと決断しました」と伝えた。

女王は16日に開催した英国国教会の総会議(General Synod)の出席も即位以来初めて断念。当日は女王の第4子エドワード王子が代理でスピーチを読み上げた。



現地時間14日からカミラ夫人と共に中東を訪問中のチャールズ皇太子は、現地記者の質問に対し「女王は大丈夫です。ありがとう。95歳にもなると、以前のように簡単ではないのです」と答え「73歳でも大変なんですから」と自身の年齢と比較していた。

画像は『The Royal Family 2021年11月17日付Instagram「The Queen today received General Sir Nick Carter for an Audience at Windsor Castle upon the relinquishment of his appointment as Chief of the Defence Staff.」、2021年11月16日付Instagram「Today, The Earl of Wessex attended The General Synod, the national assembly of @TheChurchofEngland , on behalf of The Queen.」』『Clarence House 2021年11月17日付Instagram「Umm Qais, Jordan」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)