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男性の半数が「男性のほうが女性よりも生きづらくなってきている」と回答

2021年11月17日 09:31  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
電通総研はこのほど、「男らしさに関する意識調査」の結果を発表した。調査は8月31日~9月2日、18~70歳の男性3,000名を対象にインターネットで行われた。


「最近は男性のほうが女性よりも生きづらくなってきていると思うか」を聞いたところ、「とてもそう思う」または「そう思う」と答えた人の割合は、18~30歳で50.9%、31~50歳で51.3%、51~70歳で51.9%とすべての年代でほぼ半数となった。

また、「女性活躍を推進するような施策を支持する」と答えた人の割合は、全年代で6割を超え、特に51~70歳では78.8%と高い結果に。さらに、「フェミニストが嫌い」という人の割合は年齢が上がるに連れ低くなる傾向が見られ、18~30歳が42.8%、31~50歳は39.1%、51~70歳では31.7%となった。


続いて、男らしさ規範に強く共感し、よりジェンダー不平等的なマン・ボックスの中にいる男性を「IN」、男らしさ規範に囚われず、よりジェンダー平等的なマン・ボックスの外にいる男性を「OUT」と定義し、両者を比較したところ、マン・ボックスの中にいる男性(IN)の方が、マン・ボックスの外にいる男性(OUT)よりも、ポジティブ感情が高い一方で、ネガティブ感情や、「何かをすることに興味や喜びを感じない」という無気力・無関心感も大きいことがわかった。



また、マン・ボックスの中にいる男性(IN)の方が、マン・ボックスの外にいる男性(OUT)よりも、リアルとオンラインの両方で、いじめや暴力の被害に遭っている割合が多く、しかし同時に、いじめや暴力の加害者になったことがある人の割合も高いことが明らかとなった。(CHIGAKO)