2021年11月13日 09:11 弁護士ドットコム
秋篠宮家の長女・眞子さんと、結婚した小室圭さんに、いまだ心ない誹謗中傷が送られている。
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振り返ると、婚約内定がわかった2017年5月は祝福ムードで満たされていた。母親と元婚約者の間の金銭トラブルが報じられたことで空気は一転。先日、晴れて結婚してもなお、2人や家族への中傷は続いている。
過酷で激しい人生を送る小室圭さんの存在がクローズアップされるなか、同姓同名の小室圭さん(34=東京都)は何を思うのか。
「お堅い仕事」に就いているという男性が、顔出しは控えたものの、取材に応じた。
——眞子さんと結婚した小室さんを「小室さん」、今回の取材に応じてくれた小室さんを「圭さん」と呼びます。婚約内定報道当時のことを振り返ってください
僕は彼よりも4~5歳年上なので、彼のことは「さん」を付けずに「小室圭」と呼んでいます。僕のことは「元祖・小室圭」と呼んでもらってもいいですよ。
婚約内定報道のときは自宅にいて、テレビのニュース速報のテロップで知りました。自分の名前が出てきて少し混乱しました。これまで同姓同名の人と出会ったこともありませんでしたから。
——周囲の反応は
自分の知人も、そうでない人からも、フェイスブックに「おめでとう」とコメントがたくさんきました。私のことを本物だと信じている人もいて、多くの友達申請がありました。
母親の名前は佳代ではありません。ただ、2年くらい前に、仕事関係で知り合った女性に「小室圭です」と挨拶したら、「私は小室佳代です」と。「ああ、どうも、お母さん」と言ってしまいました。むこうも笑っていました。
「オマエもいい歳だから結婚しろよ」なんて言われたときは、「うちは親に借金があって無理なんです。むこうのお父さんも厳しくて」と返すこともありましたね。
——世間の注目を集めるもう一人の「小室圭」さんを知り、何か変わったことはありましたか
人前でスピーチするようなこともある仕事をしているので、おかげさまで話すネタには困りません。自己紹介すれば、僕の前に人の列ができることもあるから、名刺は多めに持ち歩いています。
仕事でも「変な名前ですけど」と言ってから名刺を渡すようになりました。みなさん笑って、「本当ですか?」「おめでとうございます」と同じ反応をされます。
まあ「小室圭」が自分の名前だからといって、笑いをとってる自分も自分だと思いますけどね。名前が名前だけに、選挙に出てくれという打診を受けることもあります。
マスコミは飽きもせず小室圭のことを批判的に報じるわけで、僕が使う地下鉄の車内広告でいつも自分の名前を目にしてきました。ネットには彼に対する誹謗中傷があふれています。
小室圭の結婚後もまだ中傷が続いているようですが、小室圭は公人でなく、私人なわけです。せっかく法律を学んでいるのだから、裁判など法的手続きで損害賠償を求めたほうがいいのではないでしょうか。