収入の多い少ないに関わらず、日々節約を意識する人は少なくない。キャリコネニュースでは「あなたの節約術」をアンケートで募集。神奈川県在住でメーカーに勤務する40代の既婚男性は、
「休日などお金を使わない日を月に1~2日ほど作る」
という独自の節約術を明かした。ファイナンシャルプランナーの大野翠氏(芙蓉宅建FPオフィス代表)が解説する。
「"お金を使わないと何もできない"という考えがなくなり、工夫するようになる」
世帯年収1200万円だという男性の節約術は、
「その日はお金を使わないことを決めると、遊びもお金を使わない散歩や近場のピクニックなどになって結果、節約になるのと、お金を使わないと何もできないという考えがなくなり、工夫するようになる」
と実践することで考え方も変えていく方法だ。ただ、「記念日などはお金をかけるようにしている」と、こだわりも綴っている。
お金を使う際の「優先順位」を自然と意識するようになる
ファイナンシャルプランナーの大野翠氏(芙蓉宅建FPオフィス代表)は、次のように解説する。
<お金を使わない日を決めて節約につなげる方法は近年注目されています。現金はもちろんキャッシュレス決済なども一切使わず、No Money Day(略称・NMD)とも呼ばれています。節約目的ではじめるNMDですが、今回の回答者様のように時間やお金の使い方について変化を感じる人が多いようです。例えば、案外お金を使わなくても有意義な時間を過ごせること、買い物をしなくても家にあるもので料理ができること、などです。
さらに、NMDを定期的に行うことで「お金の使い方の優先順位」を自然と意識するようになります。NMDではお金を一切使わないため、外出時には水筒を持ち歩くなどします。これにストレスを感じない場合は、NMDでなくても水筒を持ち歩くようになり、いずれ節約ではなく習慣になります。こうして節約が習慣になる行為を増やしていくことで無駄な出費が減り、記念日など大事なポイントで気兼ねなくお金を使うことができます。
お金は増やすことも大変ですが、減らさないことも同時に労力がいります。なるべく少ない労力で済むように、今後もNMDでの成功体験を積み重ねていただければと思います。>
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※キャリコネニュースでは「あなたの節約術」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/BNM98N63