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バスケの試合で激しく殴られ倒れる少女 「あの子を殴れ」相手選手の母親が指示か(米)<動画あり>

2021年11月12日 21:11  Techinsight Japan

Techinsight Japan

腹を立て全力で腕をぶつける選手(画像は『Alice Ham 2021年11月9日付Instagram「THIS… this right here makes me SICK to my stomach.」』のスクリーンショット)
バスケなど接触が激しいスポーツでケガはつきものだが、度が過ぎた行為を捉えた動画がアメリカで物議を醸している。15歳の少女が相手選手から渾身のパンチをお見舞いされ、床に倒れ込むショッキングな映像には「相手は逮捕されるよね?」など殴った選手に対する批判の声が相次いだ。『New York Post』などが報じた。

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今回被害を受けたのは、ローリン・ハムさん(Lauryn Ham、15)。今月7日に米カリフォルニア州南部ガーデン・グローブで行われた、13歳から16歳で構成されるユースチームによるバスケットボールの試合中の出来事だった。

物議を醸している映像は、黒っぽい色のユニフォームを着たチームが攻めている場面から始まる。画面手前に現れた15歳の選手がパスを受けると、スリーポイントシュートを放った。

ボールを放ったのとほぼ同時に、白いユニフォームを着たローリンさんがディフェンスのために近づいた。するとシュートを放った選手が着地後にバランスを崩し、後ろにいたローリンさんを巻き込む形で倒れた。

2人は倒れたがファールなどで試合が中断されることはなく、ボールはローリンさんのチームに渡り攻守逆転した。ローリンさんと相手選手はそれぞれすぐに立ち上がり、ゆっくりと並ぶようにしてボールの方へ歩き出した。

ところが次の瞬間、倒れた相手の選手が大きく腕を振りかぶると、ラリアットのようにしてローリンさんの胸元に向かって腕を叩きつけたのだ。映像を見るだけでもその激しさは明らかで、ローリンさんは受け身も取れずに床に倒れ込んだ。

この瞬間を目撃したローリンさんのチームメイトは、驚きを隠せない様子で目と口を大きく開けて呆然とする姿が映っている。奥にいた審判が笛を吹きながら駆け寄ってきたところで映像は終わった。

相手選手のこの攻撃によりローリンさんは首を痛めてしまい、脳震盪も起こしてしまった。娘が暴力を受ける衝撃の映像を見た母親のアリス・ハムさん(Alice Ham)は「この映像を見た時、他の人と同じように恐怖と怒りを感じました。自分の娘にこんなことが起こるなんて、とても信じられません。私にとってあの行動は暴行レベルです」と心境を明かした。

映像をよく見ると、相手選手はシュートを放った後にローリンさんの足の上に着地してしまい、それによりバランスを崩して転んでしまったようだった。このことに腹を立てた相手選手の母親が、娘であるこの選手に「あの子(ローリンさん)を殴ってやれ」と信じ難い指示を出していたという証言があがっている。


報道によると、ローリンさんに暴力を振るった選手は元NBA(米プロバスケットボール)の選手の娘であり、現在までにローリンさんやアリスさんに対する謝罪は無いという。

アリスさんは「どんなに有名であろうと、こんなことはあってはならない」と怒りをあらわにしており、この件を警察に通報した。しかし未成年であるという理由から、攻撃した選手の名前は明かされていない。

ショッキングなこの映像を見た人からは、「これは酷い」「この子は逮捕されたよね?」「未成年だからって、名前を公表されないのはおかしい」「私だったら前科がつくようにしてやりたい」など怒りのコメントが相次いでいる。

今回の試合を開催したカリフォルニア州南部のユースバスケットボール組織「Avac United」は、ローリンさんを攻撃した選手とその母親を同大会から追放したという。

同組織のCEOであるゲイリー・トーマスさん(Gary Thomas)は「今回のことは非常に残念に思っています。ここは子どもたちが楽しく安全に過ごせる環境であるべきで、皆さんに安心してもらいたいです」とコメントしている。



画像は『Alice Ham 2021年11月9日付Instagram「THIS… this right here makes me SICK to my stomach.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)