アルファロメオ・レーシングとメルセデスの間で行われているバルテリ・ボッタスのリリースについての話し合いが実を結べば、来月アブダビで行われるオフシーズンテストでボッタスはアルファロメオからデビューを果たすことになるだろう。
ボッタスはメルセデスで5年を過ごし、10回のグランプリ優勝を果たしたが、2022年からはF1キャリアの新たな章をアルファロメオに加入して始めることになる。
アブダブで開催される2日間のテストのうち、1日は2021年仕様のマシンを若手開発ドライバーのみに走行させる。また2022年に導入される18インチタイヤのテストをサポートするために、各チームは両日に18インチホイールのミュールカーも走行させる。
メルセデスとアルファロメオは今もボッタスの走行の可能性について協議中だが、アルファロメオのチーム代表であるフレデリック・バスールは、2チームが合意に至るだろうと確信している。
「我々は何度かバルテリに会った。アブダビで彼に走行させられないかどうかメルセデスと話し合いをしているところだ」とバスールが語ったと『The Race』は報じている。
「来年は完全に新しい異なるマシンになる。たとえシミュレーターがあり多くのことをテストできるとしても、一部のシステムは我々にとって重要だ」
「我々が行っていることに対するフィードバックを得ることは重要であるし、それに加えてチームと仕事をすることでお互いを知り、関係を築いていくことも大事なことだ。これはそうするためのいいチャンスだ」
「私は彼ら(メルセデス)とバルテリと良好な関係を保っているが、それは私にとって重要なことだ。我々がそうした関係を得ることを期待している」
先週末メキシコシティで、ボッタスは最近スイスのヒンウィルにあるアルファロメオのファクトリーを訪れて、シート合わせを行ったことを明らかにした。
「素晴らしいファクトリーだった。優れたチームになるために必要な設備がすべてそろっていた」とボッタスは語った。
「彼らは今年のマシンについてはほとんど開発していないと思う。彼らは1月以来、来年のマシンを楽しみにしていると思う」