シリーズ7冠王者で、次戦の最終戦ラリー・モンツァでは自身8度目のワールドチャンピオン獲得を目指すセバスチャン・オジエは、2022年シーズンのWRC世界ラリー選手権開幕戦モンテカルロに、TOYOTA GAZOO Racing WRTのラインアップの一員として参加することを確認した。
今シーズン限りでWRCフルタイムドライバーから退き、2022年はトヨタに復帰するエサペッカ・ラッピとともに3台目の『GRヤリスWRCラリー1』をシェアしながら、複数のラウンドに出場することが決まっているオジエ。
今月7日にバーレーンで行われた、WEC世界耐久選手権のルーキーテストに参加した彼は今週火曜日、過去12戦で8回の優勝を飾っている地元のラリーイベントで2022年シーズンをスタートさせることを明らかにした。
「間違いなく、チームはモンテカルロのために僕を頼りにしている。それは来年に向けて、すでに言うことができることだ」と37歳のフランス人はWRC公式サイト『wrc.com』に語った。
オジエは今季最終戦モンツァの翌周に初めてハイブリッドGRヤリスをテストする予定だが、彼が2022年に行うプログラムの残りは未定のままだ。
「まだ決定すべきことがいくつかあるが、幸いなことにチームは僕にあまり無理をさせていない」とオジエ。
「エサペッカ(・ラッピ)と一緒にシーズンを戦うということが、彼らにとって良いことであるのは知っている。また、僕は彼が非常に良いパフォーマンスを発揮できると確信している。だからこそ2番目のオプションを言いたくないんだ」
「これまでのところ、チームとの話し合いでは互いにとてもリラックスしている。チームは僕がやりたいことを決めるチャンスを与えてくれたが、完全に僕のわがままを通すのは嫌だったんだ」
「ある時点で彼らはいくつかの議論をして、この先の戦略を練ることになるだろう。我々はそれを見なくてはならないが、それについてはまだ話し合いを行っていない」