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「私を置いて楽しんできたのね」旅のみやげ話をすごい形相で聞く猫さん

2021年11月07日 07:01  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

「私を置いて楽しんできたのね」旅のみやげ話をすごい形相で聞く猫さん

 楽しかった旅のみやげ話というものは、語る人の気持ちが伝わってきて、こちらの心もほっこりしたりしますが、お留守番していた猫さんにとっては、ちょっと事情が違うようです。


 旅から帰宅した飼い主の土産話を、ものすごい形相で聞く猫さん。いかにも「どこいってたの」と言わんばかりの表情です。


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 猫さんに睨まれてしまったのは、野鳥画家のひるねさん。一緒に暮らしているネコちゃん(7歳の女の子)は、ひるねさんいわく「ものすごくツンデレで、ストレートに甘えてこないのですが、よく仕事の邪魔をされています」とのこと。


 ひるねさんは各地に出向いて題材となる野鳥の取材や、作品を「野鳥生活」の名称で百貨店の催事などで販売している関係で、旅に出る機会も多くなります。その間、ネコちゃんは家族とお留守番。


 今回の旅は、ひるねさんによると「野鳥の取材旅行で3日ほどでした」とのこと。お仕事に必要なことで、けして遊び歩いてきたわけではないのですが……。この様子をひるねさんは「旅行が楽しかったことをネコと分かち合いたくてみやげ話を聞かせているのだけど」とツイート。


 それにしても……ネコちゃん、すごい圧ですね。写真なので音は聞こえないはずなのですが、なぜか「ふーん。そう。それは楽しかったでしょうね」と、トゲのある口調でひるねさんに話す光景が見えるようです。


 ネコちゃんは、自分を置いて楽しい旅に出ていたことにお怒りのご様子。それもかなりご機嫌を損ねているようです。それというのも、今回は普段とは違っていたから。


 ひるねさんは「普段は私が出張に出ても夫がネコと一緒にいるのですが、今回の旅行は夫と出かけたのでネコは独りになってしまって『置いていかれた!』という気持ちが強かったのかもしれません」と、ネコちゃんを寂しくさせて申し訳なかったと反省しています。ネコちゃんのお怒りもごもっともですね。


 これはいけない、とひるねさんは慌ててお詫びの品として、高級ネコ用おやつを買ってきたといいます。ご機嫌なおしてね、と差し出すと、最初は「なに?何買ってきたの?」と怪訝そうな面持ち。


 匂いをかいでみると、何やら美味しそうなおやつです。「あら、いいじゃないこれ」先ほどまでの怒りの形相とは変わって、柔和な表情になりました。


 ひるねさんによると、ネコちゃんは「食べ物にあまり執着がないネコで、ちゅ~るとかほとんど食べないのですが、ご機嫌とるために買ってきた高級おやつは美味しかったようで平らげていました」と、ご機嫌を直してくれた様子。


 「でも、だからといって甘えてくるようなことはなく、やっぱりツンデレです」とひるねさん。女心はなかなか複雑なようです。ひるねさんの仕事をネコちゃんが邪魔する様子は「#ちょっと描きづらいね」というハッシュタグでツイートされています。



<記事化協力>
ひるね@野鳥生活さん(@Yachoo_Seikatsu)


(咲村珠樹)