2021年11月06日 09:31 弁護士ドットコム
秋篠宮家の長女眞子さんが10月26日、小室圭さんと結婚しましたが、「私人」になってからも、話題はつきません。
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結婚直後の10月30日には、圭さんのニューヨーク州司法試験の不合格が明らかになり、 NHKなどのマスメディアでも大々的に報道されました。
「私人」となった後、報道され続けることをどう考えればいいのでしょうか。また、「私人」になることが前提の女性皇族の結婚に、「婚姻の自由」はあるべきなのでしょうか。
弁護士ドットコムでは、11月2日から5日にかけて、登録弁護士にアンケートを実施して、211人から回答が寄せられました。その結果を3回目に分けてお届けします。今回が2回目です。
小室圭さんの司法試験不合格が大々的に報じられたことについて、どう考えているかを尋ねたところ、「おかしい」が44.1%、「やむを得ない」が43.6%と拮抗しました。「どちらともいえない」とした人も12.3%いました。
また、「皇族にも「婚姻の自由」はあるべきだと考えますか」と尋ねたところ、「あるべき」としたのが59.7%と半数を超える一方で、「一定の制限はやむを得ない」と回答した人も34.1%となりました。
「どちらともいえない」とした人は6.2%でした。
その理由を自由回答で尋ねたところ、以下のようなコメントが寄せられました。(抜粋)
【婚姻の自由はあるべき】
「婚姻の自由がないということに無理があるため」
「どのような家に生まれるかは自分で選べない。皇族であることをもって、婚姻の自由が制限されるのは、不合理だと思う」
「好きな人と結婚したいというのは、自然な感情で尊重されて当然。批判する人は、ご自身が一生独身、好きでもない人と一緒に生活を送ってもよいと考えているかもしれないが、それを他人(皇族)に強要することはできないはず」
【一定の制限はやむをえない】
「公費で生活する立場の人が、一般人と全く同じというわけにはいかない。国民の理解がある程度必要」
「憲法に記載された象徴である以上、必要かつ相当な範囲内なら制限は許される」
「皇族は生まれながら、一定の特権がある反面、一定の自由制限を伴う存在である」
「皇族はそれまで税金で生活してきており結婚にかかる費用も税金から支出される」
「日本の皇族は税金を用いて品位が維持されている以上、国民が結婚をふさわしくないと思う者との婚姻の自由はあるべきでない」
「どのような人を配偶者に選ぶかは自由であるが、選んだ結果の批判については甘受すべき」