11月2日、ロードレース世界選手権MotoGPに参戦しているレプソル・ホンダ・チームは、マルク・マルケスがMotoGP第17戦アルガルベGPを欠場すると発表。翌日にはHRCの開発ライダーを務めるステファン・ブラドルが代役参戦することがアナウンスされた。
10月30日、マルク・マルケスは第17戦アルガルベGPに向けてオフロードバイクでトレーニングを行っていた際に転倒を喫した。その際に軽い脳震盪を起こし、数日間、自宅で安静にしていたが、体調不良が続いていたため、11月2日に医師によるメディカルチェックを受けた。
診断の結果、予防措置として11月5~7日にポルトガルのアウトドローモ・インターナショナル・アルガルベで開催される第17戦アルガルベGPを欠場する決断を下した。
翌3日には、マルク・マルケスの代役ライダーとしてブラドルが第17戦アルガルベGPに参戦することが明かされ、ポル・エスパルガロのチームメイトを務めることとなった。
今季、ブラドルは第1戦カタールGPと第2戦ドーハGPには昨年から欠場していたマルク・マルケスの代役ライダーとして出場した。
第3戦以降はマルク・マルケスがレースに復帰したためテストライダーに戻り、第4戦スペインGPと第14戦サンマリノGPにHRCのテストライダーとしてワイルドカード参戦した。
今季5度目の出場となるブラドルは「まずはマルクが順調に回復し、すぐにレースに復帰できることを願っているよ」とコメントした。
「ポルティマオは、2020年末に好成績を収めた楽しいサーキットだから、再び走ることを楽しみにしている。バイクに飛び乗るのは決して簡単なことではないが、今年はレースとテストの間にたくさんの良いバイクとの時間を過ごすことができた」