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「IQOS ILUMA」新フレーバー発売の裏にはいくつもの苦労 オンライン取材会

2021年11月02日 16:31  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

「IQOS ILUMA」新フレーバー発売の裏にはいくつもの苦労 オンライン取材会

 加熱式たばこ「IQOS ILUMA(イルマ)」の専用たばこスティック「テリア」から、11月1日に「テリア フュージョン メンソール」が発売。(11月9日からは、全国のコンビニでも発売開始)そこで販売元のフィリップ モリス ジャパン(以下、PMJ)がオンライン取材会を開催したので、新フレーバーについて質問をぶつけてみました。


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 PMJコンシューマーPRの進藤翔平さんによると、世界のIQOSユーザーは2040万人に達し、2021年9月30日現在で1490万人(推定)の喫煙者が、紙巻たばこから煙の出ない製品へ切り替えたとのこと。また、煙の出ない製品は、世界で70の市場で販売されており、2025年までに100の市場にまで拡大することを目標に掲げているとのことでした。


 そのような状況の中、2021年8月に発売されたのが新型の加熱式たばこ「IQOS ILUMA」。


 ブレードが無い「スマートコア・インダクション・システム」が搭載されており、耐久性が向上。さらにたばこの残りかすが出ず、使用後の手入れが一切不要ということで従来のIQOSユーザーからも高い注目を集めています。


 またオンライン取材会では、PMJポートフォリオ・マネージャーの村上彰啓さんから、現在ラインナップされているテリア全12種のフレーバーについて紹介がありました。


 IQOSユーザーや成人喫煙者の方の幅広いニーズに応えるため、今までのIQOSでレギュラーのフレーバーを楽しんでいた人や現在も紙巻たばこで強い味わいが好みの人にオススメの「テリア リッチ レギュラー」から、トロピカルフルーツの香りとエキゾチックな爽快感をバランス良く調和させたフレーバー系メンソールの「テリア トロピカル メンソール」まで、様々なフレーバーが提供されているとのことでした。またテリアでは、フレーバーをわかりやすく伝えるために、新たに「アイコン」を制作した点も特徴の一つのようです。


 そして、今回市場に導入された「テリア フュージョン メンソール」(20本入り/税込580円)は、加熱式たばこの中でもフレーバー系メンソール商品の需要が高まっている背景を踏まえ、それにこたえるべく発売された商品。


 3種のフレーバーを調和させており、爽快なメンソール感も高く、さらにフレッシュブロッサムの香りも強くて、よりアロマティックな味わいが楽しめる贅沢なフレーバーになっているそうです。これは、「マールボロ・ヒートスティック フュージョン・メンソール」を好む人から、今までIQOSに馴染みが無かった人まで、気軽に試してみることができそうです。


 一通り紹介が終わると、オンライン取材会に参加している記者との質疑応答の時間へ。村上さんのプレゼンで「テリア フュージョン メンソール」について、さらに興味が湧いた記者。今回のフレーバーを開発したきっかけなどについて聞いてみました。


 すると、2021年5月にIQOS専用たばこスティック「マールボロ・ヒートスティック フュージョン・メンソール」を発売し、それが好評だったためその味わいを忠実に再現しようと開発されたとのこと。


 さらに開発する上で苦労したことを聞いてみたところ、基本的に1つの製品に3種類のフレーバーをミックスさせることは無いため、「バランス良く、質の高い上質なアロマをともなう製品を目指すことが大きな課題だった」と村上さん。


 そして、IQOSでしか出せない味わいを実現させるために、いつもよりも複雑なプロセスがあったものの、「最終的には3種のフレーバーをマリアージュさせることができた」と語っていました。新フレーバー開発の裏には技術者たちのいろいろな苦労があったようです。


 最後に、今後は新フレーバーをどれくらい発売していくのか?質問してみると、フレーバー系メンソール商品は毎月のように需要が伸びているため、お客さんに喜んでもらえるようなフレーバーのラインナップを適切なタイミングで発売していきたいとのことでした。


取材協力:フィリップ モリス ジャパン合同会社


(取材・撮影:佐藤圭亮)