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2022年GTWCヨーロッパ開幕戦がモンツァからイモラに変更。テストデーの新日程も決定

2021年11月02日 16:01  AUTOSPORT web

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2020年GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ開幕戦イモラのスタートシーン
2022年シーズンのファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWS(GTWCヨーロッパ)開幕戦の舞台がイタリア、モンツァからイモラ・サーキットに置き換えられることになった。

 F1エミリア・ロマーニャGPの開催地でもあるイモラ・サーキットは、2年ぶりにSROモータースポーツ・グループのGTシリーズカレンダーに復帰し、来年4月2~3日にGTWCヨーロッパのシーズンオープニングレースとなる、エンデュランスカップ第1戦の3時間レースを行う。この開催日程は9月にバルセロナで発表されたモンツァの暫定開催日から1週間前倒しされている。

 前回、イモラでGTWCヨーロッパのレースが行われたのは2020年だ。その際は新型コロナウイルスの流行によってキャンセルされたモンツァに代わって、その年のエンデュランスカップのオープニングラウンドを担った。

 Sportscar365は、今回の変更の理由がモンツァでイベントを開催するためのコストに関連していることを理解している。

 イモラはまた、2022年のELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズとDTMドイツ・ツーリングカー選手権のカレンダーでも、モンツァに代わってシーズンスケジュールに組み込まれている。

「来年のファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWSの開幕戦をイモラに戻せることを大変うれしく思う」と語るのは、SROの創設者兼CEOであるステファン・ラテル。

「我々は2020年に経験したことに非常に感銘を受けた。当時のイベントはCOVID-19の制限のなかで、急きょ開催されたものだったのだからなおさらだ」

「だからそこそ、2022年にチャンスが巡ってきたとき、私たちはその実現に向けて懸命に努力をしてきた。このサーキットには独自の雰囲気があり、来年もまた体験できることを楽しみにしている」

 モンツァからイモラへのスイッチは、9月上旬にアナウンスされた暫定スケジュールにあったドイツ、ニュルブルクリンクが同国のホッケンハイムに置き換えられたのに続き、2022年のエンデュランスカップにおけるふたつめの開催地変更となる。

 また、SROモータースポーツ・グループはこの日程、および会場変更に加えてフランス、ポール・リカールで行われる公式プレシーズンテスト“テストデー”の新しい日程を発表。前回アナウンスされた開催日より2週間早い3月7~8日に行われることが明らかにされている。

■GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ 2022年スケジュール(10月29日発表版)
RoundDateEventFormatTest3月7~8日ポール・リカール-Rd.14月1~3日イモラERd.24月30日~5月1日ブランズハッチSRd.35月13~15日マニ・クールSRd.46月3~5日ポール・リカールERd.56月17~19日ザントフールトSTest6月21~22日スパ・フランコルシャン-Rd.67月1~3日ミサノSRd.77月28~31日スパ24時間ERd.89月2~4日ホッケンハイムERd.99月16~18日バレンシアSRd.109月30~10月2日バルセロナE
※ S:スプリントカップ/E:エンデュランスカップ