ミライトワやカニエ・ウェストをモチーフにした作品を展示　「マスコットたちとカニエ・ウェストとタコス男、他」が開催

アーティスト山下拓也が、個展「マスコットたちとカニエ・ウェストとタコス男、他」を墨田区東向島のギャラリー「Token Art Center」で開催する。会期は11月13日から12月12日まで（土日祝のみ営業）。

　山下は1985年三重県出身。サッカークラブやオリンピック、市町村などのマスコットキャラクターをモチーフにした大規模インスタレーション作品を発表している。同展では、サンプリングやループなどヒップホップで用いられる手法を参考に、イメージを加工、変容、増殖させた作品を展示。2021年東京オリンピックの公式マスコットキャラクター「ミライトワ」を展示空間に増殖させたインスタレーション作品や、カニエ・ウェスト（Kanye West）のリリックを引用した木版画などを発表する。
　山下は、マスコットキャラクターを「誕生した当初は消費社会の中で様々な記号性を担ってこの世に生み出されたもの」とし、「スポンサー企業の経営不振によるクラブの消滅や原発事故など、様々な事情によって当初とは異なる状況に置かれた存在。彼らは記号性をはぎ取られた剥き出しの存在、あるいは形態だけが保存された剥製のような存在」と定義している。

■マスコットたちとカニエ・ウェストとタコス男、他会期：2021年11月13日（土）～2021年12月12日（日）※土日祝のみ営業会場：Token Art Center住所：東京都墨田区東向島 3-31-14営業時間：12:00～19:00公式サイト ■山下拓也：公式サイト