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JR九州、被災した日南線の復旧工事に着手 - 年末の運転再開めざす

2021年10月28日 18:11  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
JR九州は、9月17日に上陸した台風14号による大雨の影響で被災した日南線に関して、国土交通省による崩壊土砂の撤去などが終了し、鉄道の復旧工事に着手できることになったと発表した。年末までの全線運転再開をめざし、工事を進めるとしている。


日南線は台風14号による大雨の影響で、小内海駅構内にて大規模な斜面崩壊が発生し、鉄道施設と国道220号が被災した。内海~伊比井間の複数箇所でも土砂流入などが発生。当面は南宮崎~青島間で本数を減らして列車を運転し、青島~志布志間で列車の運転を見合わせ、バス輸送を実施している。宮崎~南郷間の特急「海幸山幸」も当面運休となっている。



崩壊土砂の撤去等に関して、JR九州は「弊社用地内も含めた崩壊土砂の撤去や、 仮設防護柵の設置など、国土交通省より多大なご協力をいただきました。また、崩壊した斜面の本復旧については宮崎県により実施されると聞いております。この場を借りて関係の皆さまに感謝申し上げます」とコメント。復旧工事の着手にあたり、「一日も早い運転再開を目指して、引き続きしっかりと復旧工事を進めてまいります」と発表している。(MN 鉄道ニュース編集部)