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日本ワインと美食を堪能!秋の山梨トリップ

2021年10月27日 10:02  オズモール

オズモール

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◆新酒ワイン×美食の秋旅へ!森のリゾートで日本ワインに浸る、至福の週末ステイ

日々ロケハンに出かけたり、個人的に旅をしたりしているOZの編集部にとっては、毎日が新しい発見や出会いに満ちた小さな旅。今回は編集部Sが、山梨県・北杜市に位置する自然豊かなワインリゾート「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」で体験した、日本ワインを楽しみ尽くす1泊2日の旅をレポート。新酒ワイン・山梨ヌーボーが登場する実りの秋、日本ワインと美食の数々に出会う、大人の秋旅へ出掛けよう。



おいしいものがたくさんの実りの秋は、ワインの新酒が発売される季節。山梨県では、毎年11/3に、日本国有のぶどう品種「甲州」と「マスカット・ベーリーA」で造られた新酒ワイン「山梨ヌーボー」の解禁しており、秋は日本ワインを楽しむのにうってつけなんです。

今回、日本ワイン尽くしの大人の秋旅を満喫しようと、東京から約1時間半ほど車を走らせて訪れたのが、「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」。ワインの産地として名高い山梨県と長野県の県境に位置するこちらは、ワインに合う食事やブドウ畑の見学など、ワインにまつわるさまざまな体験ができる、国内屈指のワインリゾートです。



◆1日目/葡萄畑やディナーで堪能。五感で楽しむ優雅なワインタイム

「葡萄畑アペロ」の参加には別途料金がかかります。1名4000円。前日17:00までにWEBより要予約
夕食前のぜいたくなひととき。ワインが生まれる土地で味わう特別な1杯
到着して、まずは「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」から車で5分ほど、標高820mの丘の上にあるブドウ畑「小牧ヴィンヤード」へ。夕暮れ前の午後の時間にこちらで行われるのが、いつもとは違う視点でワインを楽しめると人気のプログラム「葡萄畑アペロ」です。

アペロとは、フランス語で夕食の前に軽食をいただきながらお酒を飲む時間のこと。このプログラムでは、八ヶ岳や南アルプス連峰を望むブドウ畑を見学しながら、その土地で育まれた2種類のワインとおつまみをいただく、特別なアペロを過ごすことができます。



ブドウ畑を案内してくれるのは、「小牧ヴィンヤード」のオーナーであり、日本ソムリエ協会認定シニアソムリエの小牧康伸さん。2005年にブドウの栽培を始め、現在、約1ヘクタールの広大な土地に約3500本のブドウの木が植えられています。自然な農法にこだわっているというブドウ栽培にまつわる話や、ワインの味わい方やテイスティグの仕方の話など、生産者とソムリエ、両方の目線からワインの知識を教えてくれるのが楽しいです。

畑を見学した後は、いよいよ赤・白ワインのテイスティングタイム! 「自然を感じながらワインを楽しんでほしい」という思いから、2種類のワインをぴったりの場所でふるまってくれます。まずはソービニヨン・ブラン種から作られた白ワイン「Prologue Blanc(プロローグ白)」を、畑の中に置かれたテーブルセットで。ブドウが実る畑の中でワインをいただくのは初めての体験でしたが、レストランのテラス席とはまた違う自然の中にいる開放感が本当に気持ちいい。「ワインはもっとも自然な飲み物なんです」という小牧さんの言葉通り、土の匂いや通り抜ける風を感じていると、そこで育つブドウの気持ちがわかるようです。

白ワインを体全体で味わったら、南アルプス連峰を望む英国製のサンルームに移動して、メルロー種を主体にした赤ワイン「Prologue Rouge(プロローグ赤)」を、地元産のチーズやフルーツ、パンといった特製のおつまみともに。コルクの栓を抜くと、うっとりするような甘くて華やかな香りがふわーっと部屋中に広がっていきます。ワインを片手に、移ろいゆく景色をただただぼんやりと眺める、なんとも贅沢な時間でした。



土地の恵みを味わう。ワインとイタリア料理のマリアージュディナー
「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」に戻ってチェックインを済ませたら、今回の旅でいちばん楽しみにしていたメインダイニング「OTTO SETTE(オットセッテ)」でのディナーへ! 事前に予約を済ませておいた、全10品のイタリア料理からなるコースがお目当てです。こちらの最大の魅力は、シェフが自ら産地を訪れて選りすぐった旬の食材をふんだんに使用したイタリア料理と、セラーに貯蔵される約2000本ものワインとのマリアージュを堪能できること。ペアリングコースなら、経験豊富なソムリエが前菜からメイン、デザートまで1皿ごとに合わせてワインを提供してくれるので、思いもよらない組み合わせや、貴重なワインに出会えます。

席に案内され、テーブルに置かれたメニュー表に目をやると、“野菜畑”“湧水と大地”“爽快”などの名前が並んでいて、どんな料理が出てくるんだろう!?と、食事前からワクワクが止まりません。色とりどりの新鮮野菜が約30種も乗った前菜や、サイフォンを使った仕上げのパフォーマンスが楽しい牛肉のメインディッシュなど、目も舌も楽しい料理の数々に酔いしれました…。

ちなみに、貯蔵されるワインの約9割は山梨県・長野県で造られた日本ワイン。なかにはリゾナーレ八ヶ岳の提携ワイナリー「ドメーヌ ミエ・イケノ」など入手困難なものもあるので、ソムリエに聞いてみてくださいね。



「VINO BOX(画像下)」は「八ヶ岳ワインハウス」にて注文。1セット2800円
ソムリエ厳選のワインも。ボルドーカラーのスイートルームでワインに浸る夜
1日の締めくくりは、ボルドーカラーが基調の客室「ワインスイートメゾネット」でまったりワイン時間を。全172室中3室のみというスペシャルな客室は、1階が八ヶ岳連峰が壁に描かれた寝室、2階はくつろぎ度抜群のローソファが配されたリビングになっている、最大5名まで宿泊OKの広々としたメゾネットタイプです。

なんとリビングには「ドメーヌ ミエ・イケノ」の客室限定ハーフボトルを含む、ソムリエセレクトのワインが12本収められたセラー…! ワインの種類別に3種のグラスやデキャンタまで用意されており、至れり尽くせりのワインステイがかないます。さらに、敷地内のワインショップ「八ヶ岳ワインハウス」から、赤&白ワインと4種のおつまみがセットになった「VINO BOX」のテイクアウトもできたりと、寝る直前まで、ワインに浸りっぱなしの夜になりました。


◆2日目/豊かな自然を感じて。アクティビティの後はお気に入りのワインで乾杯

新鮮野菜で体が目覚める!1日の始まりに訪れる約60種の和洋ビュッフェ
2日目の朝食は、敷地内のビュッフェ&グリルレストラン「YYgrill(ワイワイグリル)」へ。ブドウが描かれた壁や、ブドウ棚をモチーフにした天井など、ワインリゾートを表現した空間が印象的です。「朝から元気になってもらいたい」と、ビュッフェ台には新鮮でみずみずしい野菜がずらりと並びます。

和洋食のほか、山梨県の郷土料理・ほうとうまで、毎日約60種のバラエティ豊かな料理が登場。なかでもとくに人気なのが、スタッフが目の前で料理を仕上げる“目前(もくぜん)料理”。シャキシャキレタスのシーザーサラダや、トッピングが選べる焼きたてワッフルにおなかも心も大満足。個人的なイチオシはワッフル! フルーツやホイップクリームといったデザート系トッピングのほか、スモークサーモンやサワークリームソースなどお食事系も充実しているので、おかわり必須ですよ。朝からたっぷり食事をとって、1日の活力をしっかりチャージできました。



「高原カヤック」の体験には別途料金がかかります。小学校3年生以上~1名4350円、小学校2年生以下は1名3350円。午前開催回は前日17:00まで、午後開催回は当日11:00までにWEBまたはアクティビティセンターにて要予約
のんびり水上さんぽ。高原のアクティビティに挑戦
チェックアウトをしたら、アクティビティタイム。豊かな自然に囲まれた「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」には、大人も楽しめる自然体験プログラムがたくさん。WEBサイトから申し込みを行い、当日は「八ヶ岳アクティビティセンター」で受付をします。乗馬にアスレチック、プールといろいろなプログラムがありますが、自然の中でのんびり過ごしたい気分だったので、この日は標高1200mの高原にある池でカヤックをすることに。「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」から車で15分ほどの「富士見高原リゾート」へ出発です。ホテルから送迎バスもあり、アクセスらくらく!

カヤックに必要な備品が料金に含まれているので、手ぶらで参加できるのも嬉しいポイントです。カヤックは初挑戦だったので、乗り込む前に陸上でパドルの動かし方や漕ぎ方のコツをしっかりレクチャーしてもらいました。最初はうまく漕げなかったり方向転換に苦戦しましたが、5分もするとスイスイ進めるようになります。漕ぐのに必死だったときは気が付かなかったけど、頬をなでる風が心地よく、耳をすますと鳥のさえずりも。自然の中で癒されるひとときになりました。



奥深いワインの世界へ。ひと口テイスティングで好みの1本を探して
せっかくなら2日目もワインを楽しみたい! ということで、高原カヤックの後に向かったのが、「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」の中にあるワインショップ「八ヶ岳ワインハウス」。山梨県と長野県から厳選されたワインが常時24種類揃い、そのすべては温度管理されたサーバーで、少量の25mlから気軽にお試しできるんです。

セルフ形式のテイスティングで、専用カードをカートリッジに差し込み、飲みたいワインのボタンを押すだけ。選んだ量が自動で注がれます。カードに飲んだ分が記録されるので、あとはカウンターにカードを提示して精算完了! ちょっとだけ飲みたいときや、お土産を選ぶときにも便利です。

普段から赤ワインより白ワインをよく飲むので、スタッフの方におすすめを尋ねて試しに1杯。もちろん、提携ワイナリー「ドメーヌ ミエ・イケノ」のワインもテイスティングOK! 少量ずつ3種類のワインを試して、お土産ワインもゲットしました。



ワインの持ち込みが無料!お気に入りワインを堪能するランチタイム
テイスティングをして「八ヶ岳ワインハウス」で購入したワインを、せっかくならランチのおともにしたい! そんなときに嬉しいのが、施設内のレストランやカフェへワインの無料持ち込みができるサービス「BYO」。Bring Your Own(wine)の略で、7つのお店が対象になっています。

地元野菜とイタリアンのお店や、ジビエのハンバーガー、そば店なども対象。「八ヶ岳ワインハウス」では、食べたい料理に合わせておすすめも教えてくれるということで、その日のランチで利用するイタリア料理「VINOTECA」について相談。「熟成黒豚が人気なので、料理に合わせてこちらはいかがでしょうか?」と、飲みやすい赤ワインをサッとセレクトしてくれました! 自分では選ぶのが大変ですが、ワインを知るプロに聞けるのは嬉しいですね。ちなみに、BYO利用は赤いシールが目印。ワイン購入時に貼ってもらうのを忘れずに。


日本ワインを楽しみ尽くすために訪れた今回の旅。ワインが生まれるブドウ畑を訪ねたり、思ってもみなかったワインと料理のマリアージュを発見したり。テイスティングを通して自分にぴったり合う1本を見つけたり。日本ワインのとりこになった1泊2日の旅でした。実りの秋は、ワインリゾート「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」で日本ワインを楽しむことが定番の旅になりそうです。


◆ほかにもまだある!星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳のお楽しみ

写真はイメージです。通常は夕方~夜の開催となります
ワインの学校
毎週金・土の夜に開催される、八ヶ岳エリアのワインについて学ぶ宿泊者限定の無料プログラム(※)。「ワイン選びにきっかけに」と、良質な醸造用ブドウが育つ気象条件や、春はロゼ・夏は白・冬は赤など、季節に合わせたワインの選び方を、飲み比べやクイズ形式で教えてくれる、ワイン初心者向けの体験型セミナー。ディナーの前に参加することで、ワインの楽しみ方が広がる。1回20分~30分程度、予約不要。
※開催日時は変更になる場合があります