2021年F1アメリカGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは4位、カルロス・サインツは7位だった。
■スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ
シャルル・ルクレール 決勝=4位
なんてレースだ。僕のキャリアのなかでも、最も体力的にきついレースのひとつだったことは間違いない。リヤが全く安定しなかったし、最初から最後まで気温が高かった。
個人的なパフォーマンスには満足しているよ。今日はやり残したことはほとんどないと思う。毎周回、限界までプッシュしていた。
僕たちのペースはうれしい驚きだったね。今の僕たちの焦点のほとんどは2022年に置かれているけれど、今年投入したいくつかのアップグレードによって、重要なステップを進めることができている。
マラネロのファクトリーやコースで、持てるすべての力を尽くしてくれたスタッフ全員に心からの感謝を伝えたい。この週末には彼らの努力の結果が示された。
今年アメリカに戻ることができて、とてもうれしかった。この素晴らしいコースでふたたびレースができて、真の喜びを感じている。次のメキシコもすごく楽しみだ。あそこのコースは僕たちのマシンとの相性がとてもいいはずだし、このポジティブな調子を維持するためにプッシュしていくよ。
■スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ
カルロス・サインツ 決勝=7位
僕にとっては不満の残るレースだった。なぜなら5位でフィニッシュできるペースがあったのに、今日は物事が僕たちの思うようには進まなかったんだ。
1周目にマクラーレンの2台と戦わなければならなかった。互いにポジションを何度も入れ替えるような激しい戦いで、最後にはランド(・ノリス)だと勘違いして(ダニエル・)リカルドを前に出してしまった。
第2スティントでも、すぐにダニエルの後ろを走ることになった。僕たちは、アンダーカットを仕掛けた。うまくいけば、ダニエルの前に出て、シャルルの後ろでクリーンエアのなかを走れたはずだが、残念ながらピットストップに時間がかかり、ふたたびダニエルの後ろで抑えられる形になった。彼を抜こうとあらゆるラインを試しているうちにタイヤを傷めてしまい、最後には(バルテリ・)ボッタスに追いつかれてしまった。
この結果は僕たちのパッケージのポテンシャルを表していないから、苛立っている。2戦連続、ピットストップで不運なことがあったから、この後、運が好転することを願っているよ。ポジティブな面としては、マシンの感触は良かった。次のトリプルヘッダーにもこの調子で臨めるだろう。