30代後半、世帯年収350万円の女性から「旦那の年齢的に年収が上がる訳がないので月の給与6割を貯金している」という報告がキャリコネニュース編集部に届いた。
女性は正社員のようだが、確かにこのご時世、収入がどんどんアップしていくとは限らない。
ただ、月収の4割で生活するのは大変そうだ。貯蓄に回す割合は、どれぐらいを目安にすべきなのだろうか? FPの佐藤祐一さんに聞いてみた。
30代なら副業を考えてみるのも
〈月収の6割を貯金というのは、かなりの割合ですね。一般的には30代だと、月収の1~2割程度を貯蓄に回せればというケースが多い気がします。
ところで、まだ30代なら副業を考えてみるのもいいのではないでしょうか。
万が一本業でうまくいかなくなったとき、副業がセーフティーネットになる可能性もあります。実際、ホテルマンの知人がコロナ禍で失職したとき、副業だった結婚式の司会業で培った能力・人脈を活かしてラジオ・パーソナリティーの仕事を見つけていました。
本業がオフィスワークなら、運動も兼ねて身体を動かす副業をする手もあります。たとえばUber Eatsで配達をすれば、けっこうな運動量になるでしょう。
リモートワークの世の中になり、クラウドソーシング系の仕事がやりやすくなりました。ウェブサイト作成、デザイン、副業ライター、写真撮影などスキル次第で様々な仕事ができます。最近の宅配人気でドライバー不足も叫ばれており、軽貨物配送で稼ぐ人もいるようです。
働き方が多様になり、副業を認める会社も増えてきています。メインでやっている仕事での収入アップが見込めないなら、今のうちに手を広げておくのがいいかもしれません。〉