まず、88号車JLOC ランボルギーニ GT3の元嶋佑弥が1分44秒017を記録。続けて35号車arto RC F GT3のジュリアーノ・アレジ、55号車ARTA NSX GT3の佐藤がアタックするも、元嶋のタイムには届かず。
そんななか、残り1分20秒を残しSWが100kgの61号車SUBARU BRZ R&D SPORT井口卓人がトップに浮上。前戦SUGOでの好調ぶりをオートポリスでも見せつける。しかし、その直後、ハイブリッド仕様で、今季まだウエイトを搭載していない31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTの中山友貴が計測4周目に1分42秒687を記録。そのまま、Q1A組最速は31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTの中山となった。
Q1を突破したA組の8台は、31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTを筆頭に、2番手に61号車SUBARU BRZ R&D SPORT、3番手に30号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT、4番手に5号車マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号、5番手に2号車muta Racing Lotus MCと、トップ5をGT300規定マシンが占めた。6番手に21号車Hitotsuyama Audi R8 LMS、7番手に10号車GAINER TANAX GT-R、8番手に88号車JLOC ランボルギーニ GT3という顔ぶれになった。なお、公式予選のアクシデントから復活を果たした55号車ARTA NSX GT3は予選12番手でQ1敗退となっている。
残り2分を切り、各車が続々と最終アタックに入るなか、公式練習で2度のストップがあった18号車UPGARAGE NSX GT3の名取鉄平が1分42秒710を記録してトップに浮上した。続いて、52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTの川合孝汰が迫るも、名取のタイムに0.04秒届かずの2番手に。その後も、トップタイムを塗り替えるマシンは現れず、18号車UPGARAGE NSX GT3の名取鉄平がQ1 B組をトップで通過した。
Q1を突破したB組の8台は、18号車UPGARAGE NSX GT3を筆頭に、2番手に52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT、3番手に60号車SYNTIUM GR Supra GT、4番手に9号車PACIFIC NAC CARGUY Ferrari、5番手に96号車K-tunes RC F GT3、6番手に6号車Team LeMans Audi R8 LMS、7番手に65号車LEON PYRAMID AMG、8番手に87号車グランシード ランボルギーニ GT3という顔ぶれとなった。
100kgのサクセスウエイト(SW)を積んだ56号車リアライズ日産自動車大学校 GT-Rのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラは、中盤まで8番手でQ2進出権を守っていたが、終盤に96号車K-tunes RC F GT3が5番手に浮上し、56号車は9番手に後退、Q1敗退となった。
そんななか、前戦SUGOを制しSWも117kgのSUBARU BRZ R&D SPORT山内が1分42秒316というコースレコードを更新するタイムを記録する。フルウエイト状態での連続ポールポジション獲得かと思われた矢先、Q1 A組を最速で通過した31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTの嵯峨宏紀が山内のタイムを約0.3秒上回る1分42秒039を記録しトップに浮上した。
その後も嵯峨のタイムを上回る車両は現れず、31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTが今季初ポールポジションを獲得した。Q2を担当した嵯峨にとってはGT300参戦通算4度目のポールポジション獲得となった。
2番手には61号車SUBARU BRZ R&D SPORT、3番手に52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT、4番手の65号車LEON PYRAMID AMG、5番手に96号車K-tunes RC F GT3が続いた。