メルセデスF1は、2021年F1第17戦アメリカGPにおいて、バルテリ・ボッタスが6基目のICEを使用することを明らかにした。これにより、ボッタスは5グリッド降格ペナルティを受けることになる。
ICEの使用数においては、年間3基までとレギュレーションで決められている。しかしながらボッタスは、第14戦イタリアGPで4基目、第15戦ロシアGPで5基目と相次いでICEを交換している。また第16戦トルコGPでは、チームメイトのルイス・ハミルトンも4基目のICEを投入している。
なおボッタスは、ICEに加えてエキゾーストも交換しており、こちらは6基目となる。エキゾーストは年間8基までの使用が認められているため、今回はペナルティの対象にはならない。
メルセデス製のパワーユニット(PU)を使用するウイリアムズでは、ジョージ・ラッセルもエレメント交換を行った。ラッセルはICE、ターボ、MGU-H、エキゾーストが4基目となり、決勝レースをグリッド後方からスタートすることになる。
アメリカGPが始まる前には、同じくメルセデス製PUを使用するアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルもエレメント交換を行う予定であることを明かしており、FIAの発表によるとベッテルはICE、ターボ、MGU-Hが4基目、エキゾーストが5基目になるとのことだ。