アーバンリサーチが再利用可能な梱包袋を共同開発、アップサイクルブランド「コンポスト」の素材を採用

アーバンリサーチが、再利用可能な梱包袋を三井物産アイ・ファッションと共同開発した。両社の間では商品調達における取引のために素材および製品の見本を配送するやり取りが行われており、10月から共同開発した梱包袋の運用を開始している。

　梱包袋には、アーバンリサーチが展開する廃棄衣料のアップサイクルを手掛けるブランド「コンポスト（commpost）」の素材を採用した。アーバンリサーチは今年3月から、不良等のために納品されずメーカー側で廃棄されていた衣料品を買い取り、コンポストの原料にする取り組みを開始。コンポストの素材を用いた新たな製品開発を進めてきた。
　開発にあたり半年以上の時間を意見交換に費やし、試作品の試験運用を複数回実施。撥水性や耐久性といったコンポストの素材の特性をいかしつつ、配送時の利便性にも配慮したデザインに仕上げた。同社は今後、再利用可能な梱包袋を企業間の垣根を超えて活用することで、使い捨ての紙資源の使用削減を目指すという。