4室のみのラグジュアリーホテル「眞松庵」が京都にオープン

京都 岡崎地区に、全4室のラグジュアリーホテル「眞松庵」が10月14日オープンする。室料は、1室2人の利用で1泊税込17万6000円～（朝食込み）。

　眞松庵は、数寄屋建築とモダニズムを融合させたホテル。客室は1フロアに2室、全4室で構成し、それぞれ90平方メートルほどの広さとなっている。いずれも異なるデザインのインテリアを設置し、リビングルーム、ベッドルーム、バスルームなど現代の生活様式に合わせながらも、伝統的意匠や素材を採用している。各客室の天井は、北山杉小丸太の掛け込み天井、赤杉の角網代天井、へぎ板や蒲芯を使用したものなど、すべて違うデザインに仕上げた。庭を望める浴室の中央には、高野槇の浴槽を設置。これらも天井同様に、客室ごとに趣向が異なる。建物全体の設計は、京都在住の建築家 横内敏人が担当。数寄屋建築は京都中村外二工務店、内装デザインは乃村工藝社A.N.D.の小坂竜が手掛けた。
　このほか、オリジナルアメニティ「LA SOIE」を用意。すべて天然由来のシルクを主成分として製作し、香りは眞松庵のシンボルであるという「松」をイメージしたシダーウッドアトラスをベースに調合した。
　また、1階には日本料理の「緒方」初の支店となる「南禅寺 緒方」を出店。宿泊者に朝食を用意するほか、夕食は予約制で提供する。

■眞松庵オープン日：2021年10月14日（木）住所：京都府京都市左京区岡崎円勝寺町91-5公式サイト