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防犯対策を考える 第3回 コロナ禍で防犯事情が激変? 東急ハンズバイヤー推薦の防犯グッズ

2021年10月12日 06:21  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
コロナ禍で、ライフスタイルはすっかり変わりました。警察庁が発表した「令和2年の犯罪情勢」調査では、感染拡大に伴う休業や閉店後の店舗を狙ったコロナ空き巣への注意を促しています。



また、通販やデリバリー増加による自宅の敷地内への人の往来の増加など、コロナ禍ならではの防犯対策が必要です。防犯に詳しい東急ハンズバイヤーに聞きました。


○コロナ禍特有の防犯事情って?



在宅時間が増えたことにより、通販やデリバリーを利用する機会が増えました。自宅の防犯をどうするか、子どもの留守番をどのように安全にするかなど、コロナ禍特有の防犯事情もあります。



「自分の身は自分で守る」が防犯の基本です。これまで特に対策をしてこなかったという方も、おうち時間のひと時に、防犯を考えてみませんか?



外出もままならない現在、ネット通販も利用でき、実店舗もあるところがいい……、例えば東急ハンズ。防犯アイテムを多数扱うバイヤーの大仲秀孝さんに、お勧めの防犯グッズをうかがいました。

○開口部の防御力を上げるのが防犯の基本



まずは、自宅の話から。侵入経路となる玄関ドアや窓の防犯はしっかり行いましょう。



大仲さんは、「玄関や窓のワンドアツーロックが欠かせません。新商品もいいですが、長く愛用されるロングセラー商品は信頼できます。消費者ニーズに対応し、改良されたものならなおよいですね。建具や建材を傷付けないものなら賃貸住宅でも安心ですし、最近は取り付けが簡単なものもあります」と教えてくれました。



取り付け場所に合ったものを選んで使ってください。※以下の製品画像はすべて東急ハンズより提供

○玄関ドアの防犯



ノムラテックの「快適防犯 どあロックガード ディンプルキータイプ」(2,970円)は、穴を開けたりドアに傷を付けたりしなくても、玄関ドアにロックを増設できます。ディンプルキータイプ。


また、同社の「のぞき見防止具 N-1257」 (627円)は、玄関ドアのドアスコープの内側に貼るだけで、のぞきや盗撮などを防ぐ効果があります。


「カギの閉め忘れ防止グッズ ChecKEY2※2はローマ数字」(2,200円)は久しぶりの外出で、「あれっ、カギ閉めたっけ?」と不安になりがちな人にお勧め。カギの閉め忘れ防止グッズです。カギを閉めると表示の色が変わって施錠を確認できます。


○窓の防犯



「ALSOKロック(2個SET)」防犯補助錠/防犯鍵(ロック)」(2,200円)は東急ハンズの防犯用品売り上げトップクラスだそう。おなじみのALSOKのマークで侵入防止。ロック板が2枚あるので、1枚だけ使えば窓を数センチ開けた状態で施錠ができ換気もできます。


「ガードマン NO.390B」(490円)はサッシ窓用の補助錠にはこれ、信頼のロングセラーとのこと。


衝撃開放検知薄型アラーム2個セットの「ASA-W13-2P(PW)」(3,036円)は窓ガラスの衝撃・開放を検知して大音量で警報を鳴らします。雨風、車などによる誤動作なし。


○防犯カメラは取り付け簡単な高機能タイプも



街中や建物内でよく見かけるようになった防犯カメラ。家庭への普及も進んでいるようです。



大仲さんは、「コロナ禍で散歩中に気づいたのですが、街中やお店だけでなく一般家庭にも防犯カメラの設置が進んできたなと感じました。不在時の来客や配達、しつこい訪問販売への対策はもちろん、犯罪の予防や万が一の場合には動かぬ証拠にもなります。離れた場所からお子様やペットの見守りにも使えるもの、声かけ機能が付いたものなどもあります」と教えてくれました。



お勧め商品は、「Dive-y Robo 2K(ダイビーロボ2K)」(1万780円)で、PC不要のスマホ操作、自動追尾機能を取り入れ声かけもできる高機能防犯カメラです。


○外出時には、荷物が多い中でも絶対持ってほしい防犯グッズ



テレワークなど多様な働き方が進む中で、カフェやシェアオフィスなどで仕事をする人も多くなりました。パソコン、スマホ、充電器など、持ち物が多くなりましたが、防犯グッズも忘れずに!



大仲さんは、「バッグやPC、スマホをテーブルやデスクに残したままちょっとトイレ……といった時は、離れるとアラームを鳴らしてくれるアイテムが便利です。お子さんの迷子防止にも有効です」とアドバイスしてくれました。



例えば「NEW離れるとアラーム WSA-B1」(3,278円)は親機を身に付け、子機を所持品に取り付け。離れると音とバイブで警告してくれます。


○防犯アラームは、老若男女を問わず一人に一個必携のグッズ



防犯アラームをよく見えるように持つことで、意識の高い人だと知らせる効果があることはご存じですか? 大仲氏さんの意見は次の通り。



「防犯アラームは『子どもや女性のもの』という印象がありますが、男性も危機意識を持ちましょう。防犯アラームなどは、自身を守るためのみならず、他人の被害現場に遭遇した際にも加害者を威嚇し、周囲に助けを求める役目があります」。



そして防犯アラームは、「防犯アラーム AKB-100BL」(591円)のように、いざという時にピンを引くだけ! ピンが引き抜けないタイプがお勧めと言います。


コロナ禍は、マスク着用のため顔認識が困難になりました。悪人や無法者にとっては好都合なのかもしれません。ステイホームの日々に、防犯を考え直してみてはいかがでしょうか。


○取材協力:大仲秀孝(おおなか・ひでたか)

東急ハンズ防犯・防災用品担当チーフバイヤー。1997年入社し店舗の売り場担当やイベントの企画運営を経て2018年よりバイヤーへ。


木村悦子 きむらえつこ 出版社勤務後、編プロ「ミトシロ書房」創業。紙・Webの企画・編集・執筆を行う。著書に『入りにくいけど素敵な店』『似ている動物「見分け方」事典』など。関心領域は、食文化・動物学・占いなど。 この著者の記事一覧はこちら(木村悦子)