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『海街チャチャチャ』第12話、主人公カップル以外の恋模様も ミソンとウンチョルに進展

2021年10月09日 08:01  リアルサウンド

リアルサウンド

Netflixオリジナルシリーズ『海街チャチャチャ』(写真はtvN公式サイトより)

 ユン・ヘジン(シン・ミナ)とホン・ドゥシク(ホン班長/キム・ソンホ)以外にも『海街チャチャチャ』の第12話で急展開を迎えた人たちがいる。ヘジンの親友であるピョ・ミソン(コン・ミンジョン)と警察官のチェ・ウンチョル(カン・ヒョンソク)だ。


【写真】イチャイチャ全開のホン班長とヘジン 第12話カット数点


 はじめ、ミソンはウンチョルに一目惚れするとアタックを開始。好きだという想いから告白したものの、職業柄もあってか真面目な彼は、自分のことをよく知らないミソンと付き合うのは時期尚早だと考え、彼女を振ってしまう。ウンチョルへの気持ちを抑えられなくなる前に蓋をすることを決めたミソンだが、元彼と重ね合わせた時にウンチョルの優しさに気づいたのだ。2人の間に気まずい空気が漂う中、ミソンは偶然ウンチョルと家の前で出会い、鶏の丸焼きを一緒に買いに行くことになる。そこで、2人は互いにの気持ちを確認して付き合うことになる。


 はっきりした性格のミソンは、ウンチョルが気になったら待ち伏せしたり、宝くじをあげたりと彼へ気持ちが行動に表れている。それに比べると、ウンチョルは真面目で理性的。対照的な2人だが、ウンチョルが歯科医院にやって来て、治療の前に「僕はミソンさんが嫌いなんじゃありません」「僕はただゆっくりお互いを知りたいだけです」とモゴモゴしながら言ったのだ。それを聞き取ったミソンは再びウンチョルに好意を寄せ、立ち寄った鶏の丸焼き店の店主を介してしっかり彼と向き合うことができた。ウンチョルのように鈍感で相手の気持ちに気づかなくてもやはり、自分の気持ちを言葉で伝え、相手を尊重することが大切なのだ。


 その一方、彼みたいに自分の心中を相手に言ったり、反対に相手の気持ちに気づくことができなかったりするキャラクターもいる。ワン・ジウォン(ワンさん/パク・イェヨン)は今までチPD(チPD・ソンヒョン先輩/イ・サンイ)が好きな素振りを見せていた。だから、彼がやるはずだった編集を代わりにやったり、胃もたれしたチPDを看病したりしていたが、彼の失恋を見届けると、引き抜きを理由に気持ちを伝えないまま去ってしまった。


 また、ヨングク(イン・ギョジン)は離婚したファジョン(イ・ボンリョン)が共通の知人を通じて自分に気遣っていることを知って驚きを隠せずにいたけれども、チュンジェ(チョ・ハンチョル)から自分の記憶にない話を聞いて、ようやく離婚を切り出したファジョンの想いを察した。


 主人公のロマンスについつい目がいってしまうが、本作は登場人物が多いにもかかわらず、印象に残るキャラクターばかりでサイドストーリーも丁寧に描かれているのが特長。実力派のバイプレイヤーたちがキャラの個性を捉え、演じることによってドラマを盛り上げているのがわかる。


 ヘジンとホン班長は順調に交際をスタートさせたが、その裏では暗雲が漂っているようだ。ホン班長はヘジンと一緒にソウルのデパートを訪れた際、大学の先輩である男性と再会したものの、その直後から浮かない表情でヘジンの話も右から左へ抜けてしまうほど深刻な様子。以前もホン班長には空白の5年についてのエピソードがあったが、急に彼の様子がおかしくなったのには、今まで語られていない過去に隠されているのではないか。


(山賀萌江)