鳥山明原作による劇場版「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」の最新映像が公開された。
【大きな画像をもっと見る】
これはアメリカで開催中のニューヨーク・コミコンにて、現地時間10月7日に行われた「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」のパネルディスカッション内で解禁されたもの。パネルディスカッションには英語版でウィスを演じるイアン・シンクレア、ブルマを演じるモニカ・ライアルが出席し、東京から中継という形でエグゼクティブプロデューサーを務める集英社の伊能昭夫氏、プロデューサーを務める東映アニメーションの林田師博氏が登場した。
映像の冒頭では紫スーツ姿の男が、赤いスーツを着た男たちに車で送迎されているシーンを収録。赤と青のマントをまとった黄色いスーツ姿の2人が、孫悟空、ベジータ、魔人ブウの姿が映し出されたモニターを見上げる様子も収められている。なお黄色いスーツ姿の2人は、“ガンマ1号”と“ガンマ2号”という名前であることも伊能の口から発表。さらに紫スーツ姿の男が手に持つカップや、赤いスーツの男の胸、ガンマ2号の左腕には、シリーズ初期で悟空が壊滅させた軍隊“レッドリボン軍”のエンブレムが見られ、伊能氏から「このキャラクターたちは物語の重要人物」と明かされた。
中盤ではおなじみのキャラクターたちが登場。気を高めている成長した姿のパン、青いエネルギー弾の攻撃を受けるピッコロ、煙から飛び出してくる孫悟空が映し出された。伊能氏は「ピッコロがパンに稽古をつけている。意外なキャラが大活躍というのはこのあたりを指します」と、5月に鳥山がコメントした部分に言及した。
パネルディスカッションでは、同作のアフレコを終えたばかりという孫悟空役の野沢雅子、ピッコロ役の古川登志夫からのビデオメッセージも上映。野沢からは「今までの劇場版とちょっと違うのは、悟飯一家のことも描かれること」と述べ、「レッドリボン軍が出てくるんです。嫌ですね、なんて姑息なことをしてくるんだ、許せない」と笑いを誘う。古川は「ものすごいテンション。仕上がりももちろん素晴らしいです。ドラマパートもバトルパートも、それぞれすごいクオリティになってます。」と太鼓判を押し、ピッコロが活躍することに対し「ピッコロは今回出番が多いです。特にパンちゃんに対しては、まるで孫をかわいがるおじいちゃんのようであると同時に、ある場面では師匠のよう。演じていて楽しかった」と話す。最後に野沢は「世界中のドラゴンボールファンの期待を、遥かに超える作品になっています!」、古川は「鳥山明先生が脚本はもちろん、あらゆる場面で大きく関わってくださっているので、仕上がりがいいのは当然です!」と述べた。
■ 「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」
2022年公開
□ スタッフ
原作・脚本・キャラクターデザイン:鳥山明
エグゼクティブプロデューサー:伊能昭夫
プロデューサー:林田師博
(c)バード・スタジオ/集英社(c)「2022ドラゴンボール超」製作委員会