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久保史緒里が約1分後の自分と交信!? 『サマータイムマシン・ハズ・ゴーン』場面写真公開

2021年10月08日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

久保史緒里(乃木坂46)『サマータイムマシン・ハズ・ゴーン』(c)フジテレビ

 人気劇団“ヨーロッパ企画”とフジテレビが贈る青春系・時間SFオムニバスドラマ『サマータイムマシン・ハズ・ゴーン』の新場面写真が公開された。


【写真】乃木坂46の久保史緒里アザーカット


 本作は、京都を中心に活動する大人気劇団・ヨーロッパ企画とフジテレビが2020年に放送した新感覚SF総合バラエティー番組『ヨーロッパ企画のYou宇宙be』以降、再びタッグを組んで放送される青春系・時間SFオムニバスドラマ。ストーリーテリングパートと時間SF要素を盛り込んだショートドラマ3本立ての構成で放送される。


 ストーリーテリングパートは、ムロツヨシとヨーロッパ企画の石田剛太、酒井善史、角田貴志、諏訪雅、永野宗典、西村直子、本多力、日下七海、桜寝あした(きのホ。)との掛け合いによるコメディー仕立ての内容となっている。


 ストーリーテリングパートに出演するムロが演じるのは、映画サークルOBのリーダー的存在・コマツ。ある日、映画サークルの後輩たちの呼びかけで集まった上映会へOBメンバーと一緒に行ったコマツは、現役生たちに触発され、映画作りへの思いが再燃する。しかし、映画を作っているほどの時間がないと嘆く一同。そんな時、突如目の前にタイムマシンが現れたことによって、思いがけない展開に巻き込まれていく。本作についてムロは、「改めてよくできた内容とさりげなくオムニバスのドラマへつなげるストーリーと伏線には、やはり“さすがだなぁ”と思いました。本当に楽しく脚本を読ませていただき、やらせていただきました」と明かした。


 3本のショートドラマの1本目『リマインド』は、“繰り返すタイムリープ”がテーマ。本ストーリーは、主演の上白石萌歌演じる女子大学生のカズノと戸塚純貴演じる男子大学生・ケントが、とある書店で偶然に出会ったことで動き始める青春恋愛SFストーリーである。SF好きという共通点のある1人は、書店での出会いをきっかけに急速にひかれ合い、付き合う。しかし、ひょんなことをきっかけに別れることになってしまい、ケントとの出会いに後悔するカズノ。そんなカズノは、突如タイムリープに巻き込まれ、タイムリープした世界でもケントと何度も出会ってしまうのだった。2人の出会いは偶然なのか、必然なのか。


 2本目の『あいつのミラクルショット』は、“パラレルワールド”をテーマに、おぎやはぎの矢作兼が主演を務める。矢作演じる京都で暮らすサラリーマンのホリユウマは、「自分の現在は、人生における唯一解であり、“もしも”なんて存在しない」と信じてやまない。そんなユウマの前に突如もう一人の自分が現れる。もう一人の自分は、京都で妻と安穏とした生活を送る自分とは正反対で、上京して会社を営み、豪勢な暮らしを送る独身社長だった。それぞれが自分の人生を正当化するために、お互いにマウントを取ろうとし、ケンカになってしまう。そして、ケンカの決着は自分たちが得意なビリヤードでつけることに。最終ゲームまでもつれ込む大接戦に、まさかの結末が待っているのだった。


 最後の物語『乙女、凛と。』には、“約1分後の自分との交信”をテーマに、乃木坂46の久保史緒里が主演を務める。久保が演じるのは、京都で話題のフォークデュオのボーカル・カノン。カノンは、フォークデュオの相方であるフウカ(藤谷理子)に伝えたい思いがあったが、なかなか決心がつかずにいた。そんな矢先にカノンは、約1分後の自分に電話をかけられるという不思議な“未来電話”を手に入れる。“未来電話”を手にしたとき、カノンが取った行動とは。


 公開された写真では、『リマインド』でカズノとケントが出会うシーンや、『あいつのミラクルショット』でバーにいるホリユウマがの『乙女、凛と。』でカノンが電話をかけるシーンなどが収められている。


■コメント
・ムロツヨシ(ストーリーテリングパート出演)


ヨーロッパ企画さんとは、『サマータイムマシン・ブルース』から15年以上という長いお付き合いになりますが、初めて京都で作品を一緒に作ることができて、それがまた舞台ではなく、テレビでやるドラマの中の一部ということで非常に楽しくやらせていただきました。改めてよくできた内容とさりげなくオムニバスのドラマへつなげるストーリーと伏線には、やはり“さすがだなぁ”と思いました。本当に楽しく脚本を読ませていただき、やらせていただきました。


・上白石萌歌(『リマインド』主演)


私が青春の全てをささげた作品『続・時をかける少女』から約4年。大好きなヨーロッパ企画さんにまたお声がけいただき、とてもとてもうれしく思います。ふるさとに帰るような懐かしさと照れくささで胸がいっぱいになりました。不思議な時間旅行のできる作品です。きっと“ガハハ”と笑っていただけると思います。どうかお楽しみに!


・矢作兼(おぎやはぎ)(『あいつのミラクルショット』主演)


ヨーロッパ企画の上田さんの仕事ということで、気軽に引き受けましたが、台本をもらってセリフを覚えようとしたら、パラレルワールドの設定で1人2役なので、頭がパニックになり、全然覚えることができず、1時間ぐらいで諦めて台本をそっと置き、本番に臨みました。撮影が終わった後も、撮り方が特殊なため、どうなっているのかよく分からず…僕も完成版をみるのが楽しみです。面白そうなので、ぜひ皆さんもみてください!


・久保史緒里(乃木坂46)(『乙女、凛と。』主演)


過去と未来を行き交う台本を読みながら、頭を悩ませる時間がとにかく楽しくて、たまりませんでした。また、今回上田誠さんが作詞・作曲をしてくれた歌を舞台『夜は短し歩けよ乙女』以来に歌えることができて、心からうれしかったです。渦巻く時間の中で起こる青い春を、魅惑の大人世界・先斗町の景観にうっとりしつつ、お楽しみいただけたらうれしいです。


(リアルサウンド編集部)