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ハンドメイドから野菜、伝統工芸品まで...ネットショップ「メルカリShops」が本格展開を開始

2021年10月07日 12:22  Fashionsnap.com

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メルカリShops

Image by: ソウゾウ
メルカリの子会社ソウゾウによるEコマースプラットフォーム「メルカリShops」が、10月7日の今日本格提供を開始した。先行出店者に限定して提供していたサービスや機能を全ての事業者に解放している。

 「メルカリ」「メルカリUS」「メルペイ」に続く第4の柱と位置付けた新規事業であるメルカリShopsは、スマホ1つで簡単にネットショップを開設できるEコマースプラットフォーム。初期費用・月額利用料は無料で、7月28日に試験提供を開始した。
 プレオープン後は日本全国の個人や法人・自治体がハンドメイド商品、特産品の野菜・果実、銘菓、アパレル、伝統工芸品などを出品。先行出店者のEC初出店比率は57%だった。ソウゾウによると地方から発送される商品が約6割を占めており、メルカリShopsで初めてオンライン販売を始めた山形県のある企業は月商1000万円を達成したという。
 本格提供に伴うサービスのアップデートとして、全国一律料金・匿名配送・宛名書き不要の「メルカリ便」を開始したほか、出品カテゴリーへの酒類の追加、フォローした人が出品すると通知が届く「フォロー機能」などを導入。今後のアップデートでは、送り状の一括手続きをはじめとするメルカリ便の事業者向けサービスの改善や、クール便対応、店舗ごとにカスタムしたウェブページの作成、PCでの出品管理などを計画しているという。

 また、新たな施策として、通常10%の販売手数料を12月31日までの期間限定で無料にすることを発表。期間内にメルカリShopsで購入した金額の一部をポイント還元するキャンペーンや、渋谷・センター街の空き店舗シャッター4ヶ所に「メルカリShops」出店者の実店舗を再現した「3D店舗」(屋外広告)の設置なども行っている。10月7日の今日開催された記者発表会に登壇したソウゾウの石川代表取締役CEOは「販売手数料を無料化することで、出店者様により気軽にネットショップを出店して頂けると考えている。経済産業省の発表によると日本のEC化率はいまだ8.08%。クリエイター・生産者・小規模事業者の事業機会の創出を支援し、日本のEC化を推進していく」と話した。

 このほか本格提供スタートを記念し、お笑い芸人のチョコレートプラネットがメルカリShops内に「チョコプラ 小道具屋」を開設。コント「見たことない」で実際に使用した「見たことないビーサン」を出品した(商品は既に完売)。第2弾の小道具は10月14日に出品を予定している。

■メルカリShops:公式サイト ■チョコプラ 小道具屋