スクーデリア・フェラーリは、F1第16戦トルコGPで、カルロス・サインツのパワーユニット(PU)をアップグレードすることを明らかにした。これによりサインツはグリッド降格ペナルティを受け、決勝を最後方からスタートすることになる。
フェラーリは前戦ロシアGPでシャルル・ルクレールのパワーユニットをアップグレード、シーズン中に使用できるエレメント数を超えたため、ルクレールは19番グリッドからのスタートとなった。
トルコGPではサインツ車のパワーユニットが同様に交換される見通しであるとうわさされているなか、フェラーリは10月6日、それが事実であることを認めた。
「ロシアでのシャルル・ルクレールと同様に、トルコではカルロス・サインツが、新たなハイブリッドシステムを搭載した完全に新しいパワーユニットを使用する」とフェラーリは述べている。
「そのため、彼はグリッド後方からスタートし、ポイント獲得のためにポジションを上げることを目指していく」
新たなパワーユニットを初めて試したルクレールは、改善を確認できたと、ポジティブな感想を語っていた。
なおフェラーリは、マッティア・ビノット代表が、来季マシンの開発作業に集中するため、トルコGPの週末にはサーキット現場には訪れず、マラネロのファクトリーから指揮をとることも明らかにした。