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【特集】2021年のバイク事情 第9回 【好きな理由】危険も多いのになぜ乗る? バイク乗りの「バイク愛」を深堀り

2021年10月05日 11:02  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
コロナ禍で密を防ぐ「通勤手段」や「レジャー」として、今やちょっとしたバイクブーム。若い頃から乗り続けている人のほか、リターン組や新規に取得する人も多いようですが、多くの人はバイクに対してどのように思っているのでしょうか? 「好き」なのか「嫌い」なのか? そして、その理由は?


今回は、マイナビニュース会員に行ったアンケートから、「バイクが好き」と思っている人達の具体的な理由を紹介します。

マイナビニュース会員はバイクが好き? それとも嫌い?

○Q.あなたはバイクが好きですか?


はい ―――59.3%

いいえ ―――40.7%


なんと、回答者の6割近くが「バイクが好き」という結果になりました。風を切って走る爽快感、スピードやスリル、気軽に遠くへ行ける、単純にカッコいい! カスタムする楽しみなど、バイクの魅力はいくつもありますね。

バイクのこんなところが大好き!



バイクが多くの人に好かれているとはいえ、クルマと違って生活や仕事に絶対必要なものでもありません。維持費もそれなりにかかりますし、何よりも転倒や事故という大きなリスクが潜んでいます。それでも「バイクが好き」と思う理由は一体どんなところにあるのでしょうか?

■風になれる!爽快感が最高!


男性/66歳

風を切って走る快感が気持ち良い



男性/52歳

やはり体感的に風を切って走る感覚がたまらなく好きです



女性/49歳

スピード感や、風と一体になれる



男性/43歳

スピード感と開放感、風を感じられる



男性/46歳

バイクで走った時の爽快感がたまらない


昔から「バイク」といえば「風」というワードが1番しっくりきます。それは剥き身で走るバイクの醍醐味ともいえるでしょう。ちょっとした毎日の街乗りでも、数百キロを走破するツーリングでも、身体に受ける風を通して、その場所の雰囲気や季節の変化を感じることができます。



もちろん、時には突然の雨でずぶ濡れになったりもしますが、それも後々の良い思い出になりますね。

■なんといっても、バイクはカッコいい乗り物!

男性/59歳

エンジン むき出しの乗り物だからカッコいい



男性/19歳

カッコいいから。憧れがある



女性/65歳

バイクのフォルムと音が好きです



男性/39歳

まずビジュアルがカッコいいし、レースのMotoGPなんかも面白いから



女性/43歳

昔読んだ小説にバイクのことが書かれていて、カッコいいなぁと思ったのがきっかけで、自動二輪の免許まで取りに行った


カッコ悪いものに惹かれる人はほとんどいませんが、バイクというものは、もう理屈抜きに直感的なカッコよさを備えていますね。ヘルメットとライディングウェアに身を包み、エンジンむき出しの車体に跨がり、豪快なサウンドを轟かせて車体をリズミカルにバンクさせてゆく……。同じ道路を走るクルマや自転車などとは異なった、“バイクならでは"のカッコよさに惹かれて免許を取った方はたくさんいるはずです。

■バイク=自由の象徴。どこにでも行ける


男性/51歳

オフロードが好きでバイクだと細い林道にも行ける



女性/29歳

ツーリングが楽しい



男性/52歳

どこにでも好きな場所に行けるから最高です



女性/26歳

一人になれるから。スピード感が好き



男性/38歳

自由になれる。世界が広がる


クルマやバス、電車といった乗り物の場合、常に誰かと共に行動したり、決められた時間や場所などの制約もあります。誰かと一緒にいることは退屈もせず、楽しい時もたくさんありますが、仕事もプライベートもコミュニケーション過多で疲れてしまうことの多い時代、ある朝に思いついたまま、たった1人で好きなところに出かけられるバイクに「自由」を強く感じる人も多いのではないでしょうか?

■バイクとの対話がたまらない


男性/58歳

自動車のように手でハンドルを切れば曲がるような機械ではなく、全身を使ってコーナリングする一体感



男性/37歳

自分好みにカスタマイズして満足感を得られるから



男性/45歳

エンジンをいじったりすることが好きなため、毎日のように乗っています



男性/54歳

操縦する楽しさを味わえるため



男性/38歳

車体に跨がった時の車体との一体感や高揚感。相棒とも呼べるような信頼を感じさせてくれる稀有な存在です


バイク趣味にはマシンがなければ始まりません。まるで馬を手なずけるように、バイクの特性をライダーが理解し、上手に操作すればライディングは必ず上達します。これが「鉄の馬」といわれる所以(ゆえん)でしょう。あるメーカーは「人間に1番近い乗り物」と表現しましたが、ただ乗るだけではなく、メンテナンスやカスタムなど、魂を持った愛馬をいたわるようにすることで楽しさは更に深まるはずです。

■クルマより便利で手軽。渋滞知らず


男性/78歳

クルマよりも小回りがきいて駐車スペースにも困ることが少ない。ガソリンもクルマほど必要ない



男性/51歳

クルマと同じレベルで移動できるうえにコンパクトなので駐車などをする時も小回りがきくから



男性/31歳

クルマよりも小回りがきいて、停められる場所も豊富にある点



女性/40歳

交通渋滞をあまり気にしなくて良いので



女性/51歳

身軽・手軽にどこへでも行ける。特にカブはすごくいい


趣味としての楽しさ以外に、バイクに対して実用的なメリットを挙げられる方も少なくありません。大きなクルマとは違い、特に小型バイクは駐車スペースに困ることが少なく、狭い場所で小回りもきくなど機動性が非常に優れています。また、維持費や燃料、保険代などのランニングコストも安く済むので、日常生活の足として手放せない人もたくさんいるようです。

趣味として様々な楽しみ方のほか、実用性の高さもバイクの魅力



カッコよく乗るには技術や知識も必要。上達のためならいくらでもストイックになれるのがバイク趣味の奥深いところです。また、日常生活に疲れた時、気の向くままに一人の世界にトリップできるのも大きな魅力。バイクが血の通わない鉄の塊であっても、気の置けない友人や相棒のように感じるライダーも多いのではないでしょうか。



そして、休日の趣味以外にも、通勤・通学や買物といった日常を支えるツールとして活躍するバイクたちもいます。便利なものは次々に発明されますが、なかなか代わりになるものが出てこないことが、長年にわたってバイクが愛されている要因かもしれません。



さて、次回は今回とは全く逆。「バイクが嫌い!」という人たちの意見をピックアップして紹介します。



調査時期: 2021年9月1日

調査対象: マイナビニュース会員

調査数: 1,009人

調査方法: インターネットログイン式アンケート(フォルサ)