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「半・分解展」が大阪で初開催、人気の軽騎兵の軍服など約70点を展示

2021年10月04日 09:51  Fashionsnap.com

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衣服標本家の長谷川彰良による展覧会「半・分解展」が、大阪の協同組合関西ファッション連合「KanFA」で開催される。会期は10月24日から11月1日まで。今年4月に渋谷で実施しており、大阪での開催は初となる。入場料は当日券が3500円、前売り券が2300円、中学生以下は無料で、前売り券は公式サイトで販売している。

 半・分解展では「フランス革命の紳士服」「ヴィクトリアンの婦人服」「軍服の造形美」の3つをテーマに、フランス革命から第二次世界大戦までの服を半分に分解した「衣服標本」を展示。直接展示物に触れることで、100~200年前の服の内部構造や着心地、時代背景を知ることができるという。今回は、1750年から1830年代の展示物を中心に揃え、フランス革命を契機としたロココ様式から新古典主義への造形変遷を表現。18世紀半ばロココ貴族が着用した金糸と銀で織られた「ウエストコート」や、19世紀初頭ナポレオン没後に再流行した手刺繍が全面に施された「アビ・ア・ラ・フランセーズ」、フランス革命後のファッションアイコンとなったイギリスの田舎の貴族が着た「リージェンシーテイルコート」などを展示する。また、渋谷で人気を博したヴィクトリア時代の上流階級の女性が着用した横乗り乗馬用スカート「サイドサドル」や、日本で「肋骨服」と呼ばれる軽騎兵の軍服なども展示。約70点におよぶ展示物と共に、分解したパーツからパターンを抜き取って制作した「試着サンプル」を用意し、全て実際に着用できる。

■半・分解展会場:協同組合関西ファッション連合「KanFA」住所:大阪市中央区瓦町2-6-9 8階会期:2021年10月24日(日)~11月1日(月)時間:10:00~20:00(初日 16:00~20:00、最終日 10:00~15:00)入場料:前売り2300円/当日3500円再入場無料、中学生以下無料