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元マクラーレンCEOのロン・デニス、レッドブルとホンダを称賛「フェルスタッペンが今季F1タイトルを獲るだろう」

2021年10月02日 18:11  AUTOSPORT web

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マクラーレン・グループCEO時代のロン・デニス
マクラーレン・グループの元CEOであるロン・デニスは、2021年F1タイトルの行方についての予想を聞かれ、長年の友人であるルイス・ハミルトンではなく、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがチャンピオンになるとの考えを示した。

 デニスは30年以上にわたってマクラーレンを統率し、何度もF1での成功にチームを導いてきたが、2016年末にマクラーレンを離れ、F1の世界から退いた。

 現在74歳のデニスは、もうF1パドックを訪れることはないが、今もF1を愛し、自分が育てたハミルトンの活躍を見守っている。現在7度のF1チャンピオンとなったハミルトンがカート時代からさまざまなカテゴリーを経て成長する過程で、デニスは彼のサポートを行い、2007年にマクラーレンでF1にデビューする機会を与えた。

 デニスはハミルトンとは今も友人関係にあるが、2021年のタイトル争いに関しては、フェルスタッペンとレッドブル・ホンダが勝利を収めるものと予想している。デニスはマクラーレンのボスとして、第2期と第4期のホンダと組んだ経験を持つ。

 チャンピオンシップの結果予想を聞かれたデニスは「私はレッドブルの技術者たちを非常に尊敬している」と『Sky Sports』に語った。
「また、ホンダはエンジン性能をとてもうまく安定させていると思う」

「タイトルを獲るのはフェルスタッペンになると思う。もしそうならないとしたら、彼らのパフォーマンスが足りないからではなく、ミスをした結果だろう」

「問題は、どのような状況になればミスが起きるのかということだ」

「シーズンの終わりは非常に興味深いものになるだろう。だが私としては、フェルスタッペンが勝つと予想する」

「もちろん私がルイスを応援しないという理由でそう言っているわけではない。彼は今も友人であり、時々連絡を取り合う仲だ」

「だが、モーターレーシングの専門家、あるいは元専門家として質問を受けたので、専門的な評価としてこう答えた」