9月29日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているアプリリア・レーシングは、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)が10月1~3日にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催される第15戦アメリカズGPを欠場すると発表した。
マーベリック・ビニャーレスの欠場理由は、いとこであるディーン・ベルタ・ビニャーレスが亡くなったためだ。ディーン・ベルタ・ビニャーレスはマーベリック・ビニャーレスの父が設立したVinales Racing Teamからスーパースポーツ世界選手権300(WSS300)に参戦していた。
しかし、9月25日にスペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで開催された2021年SBK第10戦スペインの併催であるWSS300のレース1での多重クラッシュで重傷を負い亡くなった。
アプリリア・レーシングは、いとこの死亡事故から1週間も経っておらず、レースに必要な冷静さを取り戻すには十分な時間がないことを理由にマーベリック・ビニャーレスを欠場させる判断を下した。
アプリリア・レーシングの全員がこの決定を支持しており、マーベリック・ビニャーレスやその関係者を尊重しサポートするとしている。