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レクサス『LC』が一部改良。足回りの最適化で運動性能が進化、新色も追加し11月以降発売

2021年09月30日 16:41  AUTOSPORT web

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LC500コンバーチブル(左)とLC500(右) ※ともに北米仕様
レクサスは9月30日、ラグジュアリー・スポーツクーペ『LC』の一部改良版を発表。今秋11月以降、全国のレクサス店を通じて発売を予定しているとアナウンスした。

 2017年に販売が開始されたレクサスLCは、独創的なデザインや優れた走行性能を実現し、レクサスの全モデルラインアップの乗り味を方向づけている一台だ。モータースポーツの世界では、国内最高峰シリーズのひとつであるスーパーGT GT500クラスに参戦したレクサス車のベースモデルとなり、デビューイヤーとなった2017年と2019年にシリーズチャンピオンを獲得している。

 そんなLCは登場以来、レクサスならではの乗り味である“Lexus Driving Signature”の深化を続けており、今回の一部改良でもパフォーマンスのさらなる向上が図られた。そのひとつが足回りの最適化だ。

 具体的な変更点は、コイルスプリング、スタビライザーの諸元やショックアブソーバーの制御を最適化した点。これによりタイヤの接地感を高め、操舵入力に対する車両応答のリニアリティと高い旋回G領域でのコントロール性が高められた。

 また、レクサス・ダイナミック・ハンドリングシステム(LDH)装着車では、VGRSとDRSの制御を最適化することで、レスポンスよく軽快感ある走りを実現。低速から高速まで、車両姿勢の適正化とコントロール性を両立させ、操る楽しさと安定感を向上させている。

 さらに、今回の一部改良では美しいフォルムや上質さを引き立てる新色“ソニックイリジウム”がLCの全モデルに新規設定されたほか、コンバーチブルモデルにはブルーを基調としたインテリアカラーと専用ルーフカラーが新たに用意されている。

 エクステリアカラーは新色の追加にあわせて、これまでコンバーチブルモデルでのみ選択可能だった“テレーンカーキマイカメタリック”をクーペモデルにも追加設定。さらに、クーペモデルのLC500h/LC500“L package”には、ポリッシュ仕上げ+ブラック塗装の21インチ鍛造アルミホイールが標準装備される。

 LC500コンバーチブルに用意される新しいインテリアカラー“ブルー&ホワイト”は、エレガントで贅沢な世界観を追求する、コンバーチブルモデルならではの非日常な空間へ誘う色合いに。このカラーには専用ルーフカラーの“マリーンブルー”が新たに設定された。

 この他、LC全モデルを対象にナノイーXが採用され、LEXUSロゴ入りのオレンジブレーキキャリパーがメーカーオプションとして新規設定に。クーペモデルではガラスルーフ装着車のガラスルーフがプライバシーガラスへと変更されている。

 レクサスLC各モデルの一部改良後の各モデル希望小売価格は以下のとおりだ。

■レクサスLC 価格(税込)
 LC500:1327万~1450万円
 LC500h:1377万~1500万円
 LC500コンバーチブル:1477万円