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SKWATが京都COCON KARASUMAに、「音」を媒介に建物の価値を引き出す取り組みを実施

2021年09月30日 16:22  Fashionsnap.com

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「SKWAT HERTZ」 Image by: SKWAT
都市の空き物件を占拠する話題のプロジェクト「スクワット(SKWAT)」が、京都のCOCON KARASUMAで「音(伝える)」をコンセプトに同施設の価値を引き出す取り組み「SKWAT HERTZ」を実施する。期間は10月5日から12月28日。

 SKWATのプロジェクトは、設計・デザイン事務所「ダイケイ・ミルズ(DAIKEI MILLS)」とアートブック・ディストリビューター「トゥエルブブックス(twelvebooks)」の対話から誕生。都市の空き物件を合法かつ創造的な手法で一時的に占拠しながら、クリエイティブな人々が集い、自発的にコラボレーションが起こることで、都市空間に新しいエネルギーを持ち込もうとする活動だ。 
 今回の「SKWAT HERTZ」では、COCON KARASUMAにある「アトリウム」空間、「京都経済倶楽部」跡地、エフエム京都本社の3つのスポットに着目し、「音」を媒介とする取り組みを企画。
 パブリックスペース「アトリウム」空間では、誰でも自由に弾けるピアノを設置し、演奏する側も聞く側も楽しめる場を創出する。アーティストたちによるピアノを使ったゲリラパフォーマンスなども行う予定だ。
 京都の経営者たちが集っていた「京都経済倶楽部」の会員制ラウンジ跡地では、アートブック・ディストリビューター「トゥエルブブックス(twelvebooks)」主催のアートブックサロンを開き、ダメージ本などのアートブックを一律1000円で販売する。また、「Beuys Room」では、ドイツの現代美術家、彫刻家、教育者、音楽家、社会活動家として多角的な発信を続けた「Joseph Beuys」のアーカイヴ資料の展示販売を行う。
 また、エフエム京都(α-STATION)の本社およびスタジオを活用し、SKWATのオリジナルラジオ番組「SKWAT HERTZ」を10月19日から12月28日の毎週火曜日に配信。アトリウム空間に設置されたストリートピアノで収録されたアーティストたちによるサプライズパフォーマンスや、SKWATとそのアーティストたちとの対談、一般参加者が演奏したピアノ音源などのコンテンツを放送する。

■COCON KARASUMA住所:京都府京都市下京区水銀屋町620番地