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【特集】2021年のバイク事情 第8回 日本4大バイクメーカーってどんなイメージ?【スズキ編】

2021年09月30日 11:02  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
「ホンダ」「ヤマハ」「スズキ」「カワサキ」といえば日本が誇る4大バイクメーカー。その性能と品質が世界トップレベルなのはいうまでもありませんが、同じ日本のメーカーでも、各社に違いはあるのでしょうか?



今回は「スズキ」のバイクに対するイメージをマイナビニュース会員に行ったアンケートから検証します。


マイナビニュース会員の免許所持率とバイク所有率は?



まずはマイナビニュース会員の「自動二輪免許の所持率」と、「免許所持者のバイク所有率」を紹介しましょう。

○Q.あなたは自動二輪免許を持っていますか?


はい ―――41.9%

いいえ ―――58.1%



○Q.現在、バイクを所有していますか? (自動二輪免許所持者)


はい ―――64.6%

いいえ ―――35.4%


クルマと違い、バイクはなくても特に困らない"趣味性の高い乗り物"ですが、4割超の会員がバイク免許を取得済で、その多くが40代以上。これは80~90年代に起きた空前のバイクブーム時に取得した方が多いと思われます。



また、免許所持者の6割超がバイクを所有。バイクはクルマより小さくても、駐輪場や税金、ガソリンやオイルなどのメンテナンスのほか、中型以上は車検の費用もかかります。それでも所有しているのは、やはりバイクでしか味わえない魅力に取りつかれているからかもしれませんね!?

「スズキ」のバイクにどんなイメージを持っている?



それでは、自動二輪免許所持の会員達が「スズキ」のバイクに抱いているイメージの回答例を紹介しましょう。

■原付などの小型車が多い


男性/51歳

小さいバイクのイメージ



男性/37歳

原付が多い



男性/55歳

原付がヒットしたイメージ



男性/69歳

スズキはのバイクは中・大型ではなく、原付から125ccクラスの展開がメインで、バイクのイメージもそんな堅実で忠賢どころ二あるように思う



女性/45歳

軽量バイクが人気


多くの人が「スズキ」のバイクは小型車が多いというイメージを持っているようです。実際には中型・大型車でも高性能の人気モデルも多数。ですが、驚くほど低価格で登場した「チョイノリ」や「レッツ」、通勤快速として爆発的に売れた「アドレス」シリーズ、コアなファンが多いGN125系など、小型バイク達のインパクトが大きかったのかもしれませんね。

■安いは正義。コストパフォーマンスは最高

男性/21歳

安い、軽い、速い



男性/61歳

安かろう悪かろうな面もあるが、総じてコスパのよいバイクが多い



男性/38歳

コストパフォーマンスがいい



男性/49歳

庶民派バイクメーカーのイメージです。人にも財布にもやさしいイメージ



男性/44歳

安くて、庶民的な感じがします


バイクの購入を検討したことがある人なら「スズキ」のバイクは割安だと感じた人も多いのではないでしょうか?



確かに昔から他メーカーよりも価格が低い傾向にあり、先述のような格安小型車のイメージも拍車をかけているのかもしれません。しかし、安かろう悪かろうではなく、ライバルモデルを凌駕する性能を持っている、という意見も多く見受けられました。

■残念だけど「スズキ」はマイナー……


男性/45歳

スズキはバイク業界ではマイナーなイメージが強いです



男性/56歳

バイクより軽自動車の印象が強い



男性/69歳

スズキも古いメーカーだが、自動車にシフトしてからは、イメージが薄い



女性/47歳

あまりよく知らない



男性/67歳

若干影が薄い感じ


「ホンダ」や「ヤマハ」の二社が販売台数やサーキットで繰り広げた熾烈な「HY戦争」を知っている人の場合、「スズキ」は一歩引いて影の薄かったイメージを持ってしまうかもしれません。また、主力である軽四輪のイメージも強かったことも考えられます。



しかし、実際には「スズキ」のバイクがHY戦争に割り込み、販売台数やサーキットで勝利することもありました。

■カタナを筆頭とした独特なデザイン


男性/40歳

奇抜なデザインが多く、「カタナ」とかちょっと中二病的なイメージに通ずる遊び心がある



男性/42歳

デザインが斬新である



男性/53歳

ちょいダサで一般受けしない



男性/45歳

バイクらしいデザインで、バイクファンに愛されてるイメージ



男性/57歳

「刀」のイメージが強い


デザインといえば「ヤマハ」が挙げられますが、「スズキ」も80年代に発表した「カタナ」は世界的なショックを与え、現在も名車として語り継がれていますね。



その後も「スズキ」は前衛的なデザインのバイクを生み出してきましたが、好き嫌いは人によって大きく分かれるようです。デビュー時の評価は散々だったのに、販売終了後に新車販売価格を上回るプレミアがつくというモデルもありました。

■分かる人だけでいい!マニアックなイメージ


男性/61歳

尖がっていてバイクに求める要素が多い人たちには、敬遠されるイメージがあります。性能については、妥協することがなく他メーカーの追従を許さないほどの高性能



女性/50歳

マニア向けで時々大ヒット作を産む



男性/58歳

個性的だが当たり外れがある



女性/30歳

こだわりやクセが強すぎるイメージ



女性/51歳

最初から手は出さないと思う


かなり多くの方が、「スズキ」のバイクに対しては非常にマニアックなイメージを持っているようでした。



「スズキ」はアルミフレームや油冷エンジンなど、「ホンダ」に負けないほどの革新的な技術を早期に投入してきたメーカーです。前衛的なデザインも含め、その成否は別としても「スズキ」製バイクの魅力に取りつかれた者にしか分からない何かがあるのかもしれませんね。

ハマると抜けられない……それが「スズキ」のバイク?



質実剛健で優等生の「ホンダ」、デザインと性能のバランスがよい「ヤマハ」と比べると、「スズキ」のバイクには安価な割には高性能、好きな人にはたまらないマニアックな所が最大の魅力、というイメージが強いようです。



「スズキ」のバイクは4メーカーの中で印象が薄いという意見が多くても、その性能が劣っている訳ではありません。ロングセラーとなった「隼」は世界最速の公道市販車というギネス記録を立て、2020年のMotoGP(ロードレース世界選手権)では「ホンダ」や「ヤマハ」、イタリアの「ドゥカティ」といった強豪がワークスのほかにサテライトチームを率いて参戦する中、「スズキ」はたった2台のワークス体制でチャンピオンを誕生させました。



華やかなメジャー路線ではなく、やらかしてしまうこともあるけど、時にはライバルを圧倒してしまう"強力な伏兵"といった痛快なイメージも「スズキ」にはあるのかもしれません。



調査時期: 2021年5月18日

調査対象: マイナビニュース会員

調査数: 1,015人

調査方法: インターネットログイン式アンケート(フォルサ)