「コップのフチ子」をはじめ、数々のヒット作を生み出してきたキタンクラブが、2021年9月25日に設立15周年を迎えました!
これを記念して公開されたのは、3部作&15分超におよぶ特別映像。
最高のクリエイター&ハイセンスな映像技術を使って、全力でふざけているんです……!
【発祥の地は「日本」ではない!?】
YouTubeに公開されたキタンクラブ創立15周年記念映像『カプセルトイの歴史(日本語吹き替え版)』。
古代篇・近代篇・未来篇の3作品で構成されているのですが……冒頭からいきなり「国民放送局提供」というテロップが出てきてビックリ!
どうやらカプセルトイは、日本ではない「どこか別の国」が発祥(という設定)らしく、VTRはその国を舞台に進行していきます。
【ガチャの知られざる歴史(?)が明らかに】
古代篇では、はるか昔、カプセルトイが「神の言葉を聞くための儀式」として用いられていたことに言及。
今では観光名所となっているガチャ遺跡、その名も「ポーン遺跡」。さらには「コップのフチ子」の祖先とされる遺産も初公開されています。
またガチャは「兵器」としても使われていたらしく、
・巨大兵器の中からカプセルに入った兵士が出てくる「軍事ガチャ」
・映画『バーフバリ』のごとく、兵士をカプセルに入れてポーンとブン投げる
といったシーンが出てきて、ますます頭の上に「?」が増える……私はいったい何を見せられているのでしょうか……。
【カオスすぎてどうしたらいいの】
続く近代篇では、カプセルトイが日本で「娯楽」として発展した背景について紹介。
バブルの頃に人気に火がつき、「寿司」や「忍者」と並ぶ観光の目玉となった上、「ガチャファイター廻(めぐる)」なるヒーローまで爆誕~!
さらに未来篇では、「進化が進むガチャ vs ガチャ陰謀論者」の戦いへと発展。
・ガチャからカプセルが輩出される仕組みが科学では解明できていない→巨大権力の陰謀!?
と邪推する者が結集した「反ガチャ団体」が出てくるほか、「ガチャ=生物(※産卵になぞらえているらしい)」と認識する人まで登場して、ほぼカオス状態です。
しかしながら、なんだかリアルでもあり、
・意志を持ったガチャに支配される未来がやってくる→名前も仕事も家も出産も「ガチャ」になる
という表現は、最近話題になっている「親ガチャ」を彷彿させます。
【有名映像作家が手掛けています】
……と、こんな感じで、謎すぎるけれど中毒性がすこぶる高い特別映像。
手掛けたのは、数々のCMや番組を制作してきた、映像作家の藤井亮さん。
藤井さんのたぐいまれなるセンスと才能がさく裂した、中毒性の高すぎる作品となっているので、ぜひ3部作続けてご覧になってみてください♪
参照元:YouTube[第1部:古代篇][第2部:近代篇][第3部:未来篇]、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch