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【特集】2021年のバイク事情 第7回 日本4大バイクメーカーってどんなイメージ?【カワサキ編】

2021年09月29日 11:02  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
「ホンダ」「ヤマハ」「スズキ」「カワサキ」といえば日本が誇る4大バイクメーカー。その性能と品質が世界トップレベルなのはいうまでもありませんが、同じ日本のメーカーでも、各社に違いはあるのでしょうか?



今回は「カワサキ」のバイクに対するイメージをマイナビニュース会員に行ったアンケートから検証します。


マイナビニュース会員の免許所持率とバイク所有率は?



まずはマイナビニュース会員の「自動二輪免許の所持率」と、「免許所持者のバイク所有率」を紹介しましょう。

○Q.あなたは自動二輪免許を持っていますか?


はい ―――41.9%

いいえ ―――58.1%



○Q.現在、バイクを所有していますか? (自動二輪免許所持者)


はい ―――64.6%

いいえ ―――35.4%


クルマと違い、バイクはなくても特に困らない"趣味性の高い乗り物"ですが、4割超の会員がバイク免許を取得済で、その多くが40代以上。これは80~90年代に起きた空前のバイクブーム時に取得した方が多いと思われます。



また、免許所持者の6割超がバイクを所有。バイクはクルマより小さくても、駐輪場や税金、ガソリンやオイルなどのメンテナンスのほか、中型以上は車検の費用もかかります。それでも所有しているのは、やはりバイクでしか味わえない魅力に取りつかれているからかもしれませんね!?

「カワサキ」のバイクにどんなイメージを持っている?



それでは、自動二輪免許所持の会員達が「カワサキ」のバイクに抱いているイメージの回答例を紹介しましょう。

■通好みの本格派。老舗ブランドっぽい!


男性/53歳

本格的なバイクを作っている



女性/55歳

老舗メーカーのイメージ



女性/36歳

昔かたぎな感じ



男性/54歳

玄人受けする感じ



男性/41歳

伝統を大事にするイメージ


国内4メーカーのなかでも「重工」という重々しい社名を持ち、昔から大型車に注力し、たくさん売ればシェアを増やせるはずのスクーター販売にも見向きもしなかったからでしょうか。



「カワサキ」のバイクはベテランライダーが好む老舗ブランドというイメージが強いようです。


■重くて大きくて武骨。それが「カワサキ」!


男性/53歳

400FXは時代を築きました。かなり重量があったので断念しましたが、とても欲しいバイクのひとつでした



男性/42歳

重厚さがかっこいい



男性/58歳

ワイルドでごっついタイプのバイクのイメージがある



女性/31歳

大型バイクのイメージです



男性/49歳

重工が作ってるだけに強そう



男性/50歳

大型バイクで精密機械のイメージ


「老舗っぽい」に通ずるところがありますが、「カワサキ」を代表する過去の名車達は、圧倒的な存在感を持つ空冷Zシリーズや、レーサーレプリカが流行りつつあった時代。それらとは一線を画す武骨なデザインで登場した初代Ninjaなど、独特のスタイリングを備えた大型車が憧れの的となりました。



そのため、"大きく重く、武骨"という印象を抱き続けている人もたくさんいるのではないでしょうか。

■不良、ワルっぽいイメージ


男性/37歳

ヤンキーが多い



女性/27歳

ちょっと悪いイメージがある



男性/55歳

族車使用になりやすい。(FXなど個人的意見)



男性/42歳

やんちゃでワイルド、荒々しい馬のようなイメージ



男性/50歳

最近は不良のイメージが消えました


今はそうでもありませんが、かつての大型・中型バイクには「暴走族」の象徴というネガティブな面もありました。



大きくて重く、そして見た目もゴツくて渋いという、かつての「単車」っぽいスタイルを残していた「カワサキ」のバイクは当時のやんちゃな若者からも人気が高く、現在もその印象が強く残っているのかもしれません。

■「カワサキ」といったら、あの色


男性/45歳

鮮やかな黄緑



女性/41歳

黄緑色がインパクトがある



男性/52歳

Kawasakiといえば緑のカラーリングですよね



男性/56歳

カワサキグリーンの色が特徴的



男性/36歳

緑色のバッタ車がある


バイク乗りなら知っている「カワサキ」伝統のレーシングカラーが「ライムグリーン」。重厚でワルっぽい濃色系の「カワサキ」とは正反対のビビッドカラーですが、実は欧米では不吉を表す色でもあったそうです。



しかし、バイクをまったく知らない人からすると、『なぜカエルやバッタみたいな色のバイクを時々見かけるのだろう? 』と不思議に思うこともあるそうですよ。

■誰がいったか、やっぱり「漢(男)・カワサキ」!


男性/51歳

硬派なイメージのバイクメーカーだと思います



男性/47歳

なんとなく男気があるイメージ



男性/38歳

男性向け、男らしいデザインが多い



女性/45歳

かっこいい。男らしい。日本らしい。年配のファンが多い



男性/56歳

男はやっぱりカワサキ


いつからか「漢(男・おとこ)カワサキ」というワードが定着しましたが、これは今も健在のようでした。武骨で大きな車体と大排気量エンジンが醸し出す重厚さや、古き良き「単車」が持つ独特のワルっぽさ、「Z」や「Ninja」といった硬いワードのイメージも、漢(男)っぽさがありますね。

まだまだ「漢(男・おとこ)カワサキ」の時代は続く!



全体的な回答の傾向としては、やはり「カワサキ」は老舗、大型車、不良っぽいというような、昔ながらの「漢カワサキ」のイメージが継承されているようです。ただ、「カワサキ」もゴツくて怖そうなバイクだけを作っていたわけではなく、世界のメーカーを圧倒する高性能車を生み出してきました。



世界最速にこだわったマッハや空冷Z系、Ninjaシリーズなど、歴代の名車が当時は敷居の高かった大型車に多かったこと、原付スクーターの大量販売には見向きもせず、デザインや装備も流行りに影響されず独自のものを貫いてきたことなどから"ハンパな野郎はお断り"的なイメージが根強く残っているのかもしれません。



次回は「スズキ」のバイクのイメージをご紹介。ほかの3メーカーにも引けを取らない名車を何台も生み、国内外のレースでも大活躍。マニアックなファンも多く存在するメーカーです。



調査時期: 2021年5月18日

調査対象: マイナビニュース会員

調査数: 1,015人

調査方法: インターネットログイン式アンケート(フォルサ)